第4話

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2018/12/06 18:35
廉
かな~!帰ろ!
かな
かな
あ、廉くん!
ごめん~今日帰られへんねん。
廉
え?何で?
かな
かな
しゅんくんと
昔話で盛り上がってんやん。
で、懐かしい駄菓子屋行こうかって…
かな
かな
あ!廉くんも行かへん?
ええやんな?しゅんくん!
しゅん
しゅん
え?うん…いいよ別に。
廉
(えー何でしゅんおるん。
しかも何か俺おまけみたいやん。)
かな
かな
行くやろ?廉くんも。
廉
(でもまぁ二人きりに
させるよりええか。
それに監視しとかなな!)

うん!俺も行くわ。
かな
かな
ここがうちの地元の駅やねん。
しゅん
しゅん
うわぁ~懐かしいなぁ。
昔ばぁちゃん家行く時
よく来たわこの駅~!
しゅん
しゅん
あれ?
あそこ本屋じゃなかったっけ?
かな
かな
え、懐かしい~!
もう潰れちゃってん。
でも結構昔やし!
しゅんくんに言われるまで
忘れてたわ。
しゅん
しゅん
ほんとかなちゃんと話すほど
懐かしくなるわ~。笑
かな
かな
ほんまやなぁ。
廉
(え、え、
何か疎外感半端ないねんけど。
これ、はたからみたら
コイツらカップルで
俺ただの付き添いのやつやん。)
かなとしゅんが話す度に
俺の機嫌はどんどん悪くなっていった。
しゅん
しゅん
駄菓子屋さんあいてたらいいね。
かな
かな
ほんまやなぁ~!
あいてますように!
しゅん
しゅん
あはは!あいてますように~。
廉
(あいてませんように!!怒)
かな
かな
あ、ここや!
しゅん
しゅん
ほんとだ~!
廉
(もう。)
かな
かな
あれ?あいてないわ…
しゅん
しゅん
えーまじで!?
廉
残念やなぁ~。

(へへー!ざまぁみろ~!笑)
かな
かな
せっかくしゅんくん
来てくれたのになぁ…
しゅん
しゅん
しょうがないよ。
こんなこともあるって。
かな
かな
また違う日に来よ?
しゅん
しゅん
そうだね。
楽しみだな。
しゅん
しゅん
じゃ、俺そろそろ帰ろっかな。
かな
かな
あ、うん!
気をつけて帰ってね?
しゅん
しゅん
うん。ありがとう。
廉
(ここだけ見たら
カップルの会話やんけ!
そして俺は誰やねん!)
そして俺らはしゅんと別れた。

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