第20話

年末年始の大失敗~🌈☁️シリーズ~
2,306
2019/01/06 12:05
あなた

…、ん…っ。

桐山照史
お嬢、大丈夫か?
あなた

へーき…。

神山智洋
あんまり無理せんとき?
あなた

うん…。

今日は待ちに待ったカウコン。
なのに私は絶賛体調不良中でございます…。
重岡大毅
ん、なに?
お嬢、体調悪いん?
あなた

んー…、だいじょぶ…。

すると私の座ってる前にちょこんと座る望。
小瀧望
…女の子の日?
心配そうに私の顔を覗きこむ。
あなた

んーん、違うの。
ちょっと調子悪いみたいで…、ごめんね。

中間淳太
今日、どうする?
楽しみにしてたカウコンやけど。
やりたい。
どうしても、やりたい。


















でも、今の状態で出たら、きっと皆に迷惑かける…。
















どうしよう…。



すると、私の体がふわっと浮いた。
あなた

え…、流星…?

流星が私のことを持ち上げ、お姫様だっこの状態に。
藤井流星
よし、お嬢。
お色直し行こっか。
あなた

……え?

藤井流星
ずっと楽しみにしてたんやし、どーせやりたいって思ってんやろ?
あなた

流星……。

中間淳太
せやで。
俺も分かってて聞いたんやし(笑)
あなた

淳太くん…。

濵田崇裕
よぉーし、全力でお嬢のフォローするで!
ジャニーズWEST
(野々宮以外)
おぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!














でも、私の体調は思ってたより悪いみたいで…。











スタッフ
本番10分前でーすっ!
桐山照史
お嬢、いけるか?
あなた

……ハァ、…っ、ハァ…っ。

中間淳太
お嬢…?
あなた

ぅ"え…っ。

ジャニーズWEST
(野々宮以外)
お嬢っ??!?!!!
神山智洋
熱ヤバイで…?
私のおでこに手を当てながらそう言う神ちゃん。
重岡大毅
吐きそうなんか?
気持ち悪いん??
あなた

…っ、だいじょ…ぶ…っ。

ジャニーズWEST
WESTさん準備お願いしますっ!
中間淳太
あ、はい…っ!
濵田崇裕
どうする?
今日は諦めるか…?
藤井流星
でも、ののちゃんずっと出たいって言ってたやん…っ。
桐山照史
せやけど、これじゃ…、??!!?!
え、お嬢…?!
強く立ち上がった私を見て驚くあっくん。
皆に迷惑かけるわけにはいかない…っ。
自分でなんとかするんだ。
あなた

い、ける…っ。
へーき…っ。

神山智洋
そぉか…?
心配そうな目で見てくる神ちゃん。
あなた

大丈夫…!

















意地と根気でジャニーズWESTとしての ええじゃないか は乗りきった。





でも、グループごとのシャッフルの時に、その時がきてしまった。






私に抱きつくふりをしながら私を支えてくれてる望。
小瀧望
(マイクを通さず🎤)
あなた、大丈夫…?
私は声を出すことすらままならなず、小さく頷くことしか出来なかった。
もう、自分の力のみで立つことは難しく、望がいなかったらどうなってただろう。
観客の気を逸らそうと懸命に盛り上げてくれる、淳太くんと濵ちゃんとあっくん。
観客にバレないようにチラチラと見ながら私を気遣ってくれてる、神ちゃんと流星としげ。
ずっと支えてくれてる望。











あぁ、私…。














皆のお荷物になってるな…。












それと同時に意識がぷつんっと切れた。































目を覚ました時には、もう1/1のお昼だった。
小瀧望
あなた…?
あなた

…ん、…のぞ…、?

小瀧望
淳太ぁ、神ちゃんっ!
あなた起きた!!
中間淳太
お嬢?!
大丈夫か?
神山智洋
気持ち悪くない?
体調は?!
あなた

体調は、わかんない…けど、気持ち悪くはない…。

桐山照史
よかったぁ…。
濵田崇裕
しんじゃったらどうしようかと…っ。
重岡大毅
それは大袈裟やろ(笑)
そんな無駄話をしていると。
徐々に甦るカウコンでの記憶…。
どうしても、最後が思いだせない…。














…てことは…っ。












ぶわぁっと何かが込み上げてくる。
藤井流星
ののちゃん…?
あなた

……な、…い。

中間淳太
え?
あなた

ごめん、なさい…っ、ごめ、なさ…っ。
ごめ…っ。

桐山照史
落ち着けって。
どうしたん…?
どうしよう。
Twitterが炎上してたら…。
ジャニーズWESTの株が下がったら…。
神山智洋
カウコンならうまーく、丸めておいたから大丈夫やで?













え……?















重岡大毅
せやで?
小瀧がめっちゃファインプレーやったんやで(笑)
濵田崇裕
お嬢が気ぃ失ったん気づいて、誰にもバレんようにうまく裏まで連れてってなぁ。
あなた

…そう、なの?

小瀧望
…えへへ(笑)
くしゃっと笑った望。
あなた

…ふぇ…っ(泣)

藤井流星
泣かんといてやぁ…(笑)











年末年始、最大の大失敗。


















もみ消してくれたのは、大切な仲間達でした(*^‐^*)

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