俺は、今何をしているのだろう。
俺は、何のために生まれてきたんだろう。
俺は、渚にとって必要なのかな。
悪魔も渚もどうでもいいのかな。
自分の存在は、正解?それとも不正解?
答えは、誰も知らない。
答えが、知りたい。
俺が存在する意味を誰か教えて。
俺に存在価値はある?
世界が歪んで見えるよ。
何故だろう、不思議と笑顔になる。
早くそっちに行きたいよ、母さん。
数日後_
ピーンポーン....
ガチャッ..
渚は逮捕された。
一瞬の出来事で、
俺は見ている事しか出来なかった。
警察署_
渚に会うため、警察署に来た
渚はいつもより..どんよりして、
元気があまりなかった。
それはそうだ、逮捕されたのだから。
渚の事を守ってあげれなかった。
最低だ。
1枚のガラス越しに話しかける。
ずっと下を向いたまま
ただただ、静かな時間が流れる。
ガチャッ..
一瞬にして、悪魔が出てきて..
悪魔は暴走を始めた。
監守の人をめちゃくちゃに殴って、
接見部屋から出ていった。
このままだと、
世界が危ない。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!