その後、4人がやっと揃った頃には、辺りはもう暗くなっていた
ぐいっ
日咲の手を掴んで連れていった
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ここからは、日咲&紫耀、萌&廉の2組の場面がいったりきたりしますので、脳みそをフル回転させて見てください笑笑
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼←これで場面を仕切るつもりです〜
作者でした〜
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廉の手を握る萌
その冷たい手にこたえるように、廉は少しだけ握り返した
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さっきから掴まれている手が痛い
一体どこまであの2人から遠ざかるのだろうか...
そう言うと、さっきまで早歩きだったのが少しゆっくりになった
ぎゅっ
無言で繋がれた手は、さっきとは違って、優しかった
まわりは知らない人ばかりで、私達の関係なんて知らないけど、付き合ってないのに手を繋いで...なんか恥ずかしい
そしてまた歩きだした紫耀
手をひかれて歩く日咲
やたらと賑わう街並み
行き交う幸せそうな恋人たち
さっきからすれ違う恋人達はほぼ全員恋人繋ぎで歩いている
羨ましいな〜って思ってたら、なんかすごくその人達を見てたらしく...
ぎゅっ
紫耀が繋いでいた手を握り返した
絡み合った手
なりやむどころか、さらにはやくなる鼓動
2人の距離が少しだけ近づいた瞬間だった
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買い物したりしながら歩いていると、外で呼び込みしてる店員に声をかけられた
(店員)あの〜もし良かったら、どうですか?
(店員)クリスマス限定で、カップル写真を撮ってるんです!もし良かったら、どうですか?
(店員)それではこちらへ〜
店内に入っていった
(店員)それでは次の方〜
写真を撮って、また歩きだす
ふりむいて、人混みの中に消えていった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!