〈隼side〉
カランカラン
ってお馴染みの音を立てながらドアが開く
そうかそうか笑
って笑うマスター
店内を見てみると
あれ、、、、??
あなたちゃんが居ない、、
あなたちゃんが居ない日は今日が初めてで
そう呟くと
亜嵐くんから電話が掛かってくる
その言葉の後すぐに切れる電話
初めて亜嵐くんをここに連れて来た時
亜嵐くんを見たマスターが付けたあだ名。
”男前”、笑
まぁ間違ってはないけど、、笑
マスターと話して15分
カランカランって音が聞こえて
ドアのところに目をやると
…………どういう…こと、?
亜嵐くんの隣にあなたちゃんが居て
二人は、どういう関係?
”まさか”って心の中に色んな予想が浮かんでくる
俺が一番気になってたことをマスターが聞いてくれて
………え?え?え?
学校で一回も見たことない、、
俺の質問に顔をこわばらせる二人
コーヒーコーヒー!
って言いながら俺の横に座った亜嵐くんと
いつもの。
って言って窓際に行ったあなたちゃん
なんだこのモヤモヤ、、、
何でか分かんないけど
この二人は何かある。
根掘り葉掘り聞くことなんかしないけど
俺のこのモヤモヤは、
二人からちゃんと話を聞かないと収まらない気がした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。