第14話

久しぶり
1,067
2019/01/16 14:26
更新が遅くなってしまい

本当にごめんなさい🙇🏻‍♀️💦


____________________



〈隼side〉

朝起きて、

携帯を見てため息を一つ
隼
既読付いてないか……


昨日あなたちゃんに送った

”今、話できる?”
ってメッセージ。


結局既読が付かなくて


隼
……どうしよう

この前、せっかく戻ったと思ったのに。


またすぐこんな状況になって
隼
…無理なのかな…

既読が付いてないメッセージを見つめながら
そう呟くと


ピコンって誰かからメッセージが来る



送ってきたのはナオちゃんで
ナオ
今日の夜空いてる?
って文字。




断る理由もないから
隼
空いてるよ~

そう送ったら、すぐに付く既読
ナオ
ご飯行こうよ!
隼
うん、分かった、!


そんな会話をして




あなたちゃんとのトークを開いて
まだ既読が付いてない画面を見る
隼
…俺やべぇ…


そんなに見ても既読は付かない。
って分かってるのに、


見てしまう俺は

ほんとにあなたちゃんに溺れてて
隼
もう…どうすればいいんだよ


多分この気持ちは

俺の一方通行で、




あなたちゃんには
俺の気持ちは届かない。





でも……好きでいさせて。



〈あなたside〉
貴方
貴方
あ、、、また充電忘れてた、、、
まぁ大丈夫か、

って思いながら


貴方
貴方
久しぶりにコーヒー屋行こうかな、、


そんなことを思って、

身支度をして家を出る



久しぶりに見るコーヒー屋への道の景色



そして、やっぱり久しぶりのドア。


若干緊張しつつ、開けて



カランカランって、音を聞いた時

すごくなつかしくて、変な感情になった
マスター
いらっしゃ、、、、、あぁ、!

あなたちゃん!
貴方
貴方
マスター、!
お久しぶり!
マスター
やっと戻ってきたね、笑

待ってたよ!


あはは笑

って笑うマスターは変わってなくて
貴方
貴方
ただいまです、笑


そう言いながら
いつもは座らないカウンターに座って
マスター
もう、大丈夫になった?
貴方
貴方
え?
マスター
あぁ、いや、
しばらく来ないことにする。
って言ったとき、すごく辛そうな顔してたからさ
貴方
貴方
あぁ、、笑

まぁまだまだ色々あるけど…
多分大丈夫、笑
マスター
多分か、笑笑


二人で笑ったら
マスター
あ、そうそう
それで
貴方
貴方
はい?
マスター
あなたちゃんが来なくなってから
隼くんも来なくなったんだよ、?笑
貴方
貴方
…え?
マスター
あれから結構来てたんだけど
来る度に、
今日もあなたちゃん居ないの?
って、笑
貴方
貴方
…………
マスター
そしたら急に来なくなったんだよ笑



……はぁ…駄目だ…



私の頭は、それだけで期待してしまう。

貴方
貴方
……忙しいんだよ、きっと

だからその度に言い聞かせなきゃ、
いつか必ず傷付いちゃうから。



傷付くのが怖い私は
こうするしかないんだ
マスター
そうなのか~……


うん。
って返した時


ドアの開く音がして



その方を向いたら
隼
…………ぇ…


そこに居たのは隼くんで
貴方
貴方
………ぁ……


二人とも思うように声が出せなくて。


私が目を逸らして



沈黙を破ったのは、隼くん
隼
…あなたちゃん…
貴方
貴方
………隼くん…
マスター
……ちょっと豆取りに行くね、



マスターが何かを察したのか


気を遣ってくれて



必然的に


今ここの雰囲気を共有してるのは
私と隼くんの二人


隼くんが遠慮がちに私の隣の椅子に座る
隼
………あの…あなたちゃん…
貴方
貴方
…うん…?
隼
いや…あの。
連絡が、返ってこなかった、から、、
心配してたんだ…
貴方
貴方
ぇ……連絡してた?
隼
あれ……気付かなかった?
貴方
貴方
あ……ごめん
充電切れてて……


あ、そうなんだ。

って隼くんが呟いて




また訪れる沈黙



二人とも俯いてて


私の頭の中には
”一回話し合うことが大事って言ってるでしょ”
ってサラさんの言葉がグルグル回ってて
貴方
貴方
…………

怖いけど。

話し合わないと…
貴方
貴方
……あの………隼くん
隼
……ん?
貴方
貴方
…隼くんと……ちゃんと話したいな。って…
隼
……俺と…?
貴方
貴方
うん…

この前の撮影の時、隼くんが
話してこなかったから…
私、何かしたかな。って思って……
隼
……あ、違うんだよ…

あなたちゃん、亜嵐くんと話してたから……
まぁ……うん…
貴方
貴方
………そんなの…
気にしなくていいのに…
隼
…あなたちゃんにそんなこと思わせてごめん…

私を見て、申し訳なさそうな顔で謝る隼くん
貴方
貴方
……私も…
変に気遣っちゃってごめんね…

隼くんと同じように隼くんを見て謝ると
隼
……俺、嫌われたかと思った、笑


さっきの申し訳なさそうな顔とは違って

隼くんは微笑んでて。
貴方
貴方
えっ?笑
隼
話したいことがあるんだ。ってLINEしても返信こないし
今日コーヒー屋さんに来てみたら
笑顔でマスターと話してるんだもん!笑

もー、
って唇を尖らせる隼くん
貴方
貴方
ごめんね、笑
充電するの忘れてたの、笑
隼
それ忘れる、??笑笑
貴方
貴方
忘れる。
隼
まぁ……あなたちゃんなら…笑
貴方
貴方
なにそれー!笑

あっはは笑
って私が好きな笑顔で笑う隼くん



やっぱり、この笑顔好きだな。
なんて思って
貴方
貴方
、私も嫌われたかと思ってたよ?笑
隼
え、?そうなの?
貴方
貴方
そうだよ~、
あの日から急に話してこなくなったし
LINEもその日来なかったし、
私何かしたかなー、、
って
隼
いや、、あの、、
ごめん、、笑
貴方
貴方
こうやって話してくれたから
大丈夫だけど、笑
隼
今しかない。って思っちゃって、、笑
貴方
貴方
……まぁ、私も、?
隼
嘘だ!笑
最初俺のこと無視しようとしたでしょ!
貴方
貴方
……………いや、
隼
なにその間!笑
貴方
貴方
あっはは笑



また、いつもみたいに笑ってて
隼
……大丈夫だよ、あなたちゃん
貴方
貴方
え?
隼
あなたちゃんのこと、嫌いになんてならないから、!

…ていうか、逆に心配になるから!笑

そう言ってはにかむ隼くんは

やっぱりかっこよくて




言ってることがどれほど期待させるのか
分かってるのかな……ってなるくらい

純粋で、素直。
貴方
貴方
…ありがとう…笑
私も同じだよ
貴方
貴方
…ていうか、隼くん
そんなの皆に言ったらだめだよ?笑
貴方
貴方
期待しちゃうから、


私がそう言うと




違うよ、って声
隼
あなたちゃんにしか言わないよ?


カウンターに手を組んで

私の方を見て微笑んでる隼くん
貴方
貴方
また……笑

そういうのだよ
って言ったら


今まで微笑んでた隼くんが
急に真剣な顔になって
隼
…あなたちゃん
貴方
貴方
ん?
隼
…あのさ…俺…

そこまで隼くんが言った時
マスター
よーし、豆補充完了ー
隼
ぇ……マスター………
マスター
…あれ…??
まだ終わってなかった?
隼
………
貴方
貴方
……隼くん……??
隼
もー!
マスター嫌い!
マスター
ええ、、、ごめん、
貴方
貴方
ふふっ笑笑
隼
もー、あなたちゃんも笑ってるし!
貴方
貴方
ごめん…面白くて…笑


も~……
って拗ねてる隼くん
マスター
はい、もう仲直り出来たでしょ
帰った帰った、笑
隼
…あっ、俺も用事あるんだった
貴方
貴方
私も行こうかな
隼
じゃあ、一緒に帰ろ!
貴方
貴方
うん!


マスターが
はいはいお幸せにね二人とも。
って言ってきて
隼
言われなくても分かってまーす

なんてお店を出ながら隼くんが言うから


思わず顔が真っ赤になって
隼
あっはは笑
あなたちゃんかわいー
貴方
貴方
……もうずるすぎ…

純粋だなー、って笑う隼くん
貴方
貴方
……ねえ隼くん
隼
んー?
貴方
貴方
さっき、何を言おうとしてたの?
隼
え、あぁ、
今度言うね、!

歩きながら少しぎこちなく笑う隼くんに

少しの疑問を抱きながら



家まで向かう




家に着いて
貴方
貴方
ありがとう、隼くん
隼
いいえ!
風邪引かないようにね?
貴方
貴方
うん!

そんな会話をして


隼くんが帰っていく


隼くんが見えなくなってから
私も家の中に入って



カフェの仕事の準備をする

プリ小説オーディオドラマ