更新が遅くなってしまい
本当にごめんなさい🙇🏻♀️💦
____________________
〈隼side〉
朝起きて、
携帯を見てため息を一つ
昨日あなたちゃんに送った
”今、話できる?”
ってメッセージ。
結局既読が付かなくて
この前、せっかく戻ったと思ったのに。
またすぐこんな状況になって
既読が付いてないメッセージを見つめながら
そう呟くと
ピコンって誰かからメッセージが来る
送ってきたのはナオちゃんで
って文字。
断る理由もないから
そう送ったら、すぐに付く既読
そんな会話をして
あなたちゃんとのトークを開いて
まだ既読が付いてない画面を見る
そんなに見ても既読は付かない。
って分かってるのに、
見てしまう俺は
ほんとにあなたちゃんに溺れてて
多分この気持ちは
俺の一方通行で、
あなたちゃんには
俺の気持ちは届かない。
でも……好きでいさせて。
〈あなたside〉
まぁ大丈夫か、
って思いながら
そんなことを思って、
身支度をして家を出る
久しぶりに見るコーヒー屋への道の景色
そして、やっぱり久しぶりのドア。
若干緊張しつつ、開けて
カランカランって、音を聞いた時
すごくなつかしくて、変な感情になった
あはは笑
って笑うマスターは変わってなくて
そう言いながら
いつもは座らないカウンターに座って
二人で笑ったら
……はぁ…駄目だ…
私の頭は、それだけで期待してしまう。
だからその度に言い聞かせなきゃ、
いつか必ず傷付いちゃうから。
傷付くのが怖い私は
こうするしかないんだ
うん。
って返した時
ドアの開く音がして
その方を向いたら
そこに居たのは隼くんで
二人とも思うように声が出せなくて。
私が目を逸らして
沈黙を破ったのは、隼くん
マスターが何かを察したのか
気を遣ってくれて
必然的に
今ここの雰囲気を共有してるのは
私と隼くんの二人
隼くんが遠慮がちに私の隣の椅子に座る
あ、そうなんだ。
って隼くんが呟いて
また訪れる沈黙
二人とも俯いてて
私の頭の中には
”一回話し合うことが大事って言ってるでしょ”
ってサラさんの言葉がグルグル回ってて
怖いけど。
話し合わないと…
私を見て、申し訳なさそうな顔で謝る隼くん
隼くんと同じように隼くんを見て謝ると
さっきの申し訳なさそうな顔とは違って
隼くんは微笑んでて。
もー、
って唇を尖らせる隼くん
あっはは笑
って私が好きな笑顔で笑う隼くん
やっぱり、この笑顔好きだな。
なんて思って
また、いつもみたいに笑ってて
そう言ってはにかむ隼くんは
やっぱりかっこよくて
言ってることがどれほど期待させるのか
分かってるのかな……ってなるくらい
純粋で、素直。
私がそう言うと
違うよ、って声
カウンターに手を組んで
私の方を見て微笑んでる隼くん
そういうのだよ
って言ったら
今まで微笑んでた隼くんが
急に真剣な顔になって
そこまで隼くんが言った時
も~……
って拗ねてる隼くん
マスターが
はいはいお幸せにね二人とも。
って言ってきて
なんてお店を出ながら隼くんが言うから
思わず顔が真っ赤になって
純粋だなー、って笑う隼くん
歩きながら少しぎこちなく笑う隼くんに
少しの疑問を抱きながら
家まで向かう
家に着いて
そんな会話をして
隼くんが帰っていく
隼くんが見えなくなってから
私も家の中に入って
カフェの仕事の準備をする
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。