第5話

関係
1,217
2018/12/24 12:24

〈亜嵐side〉

今はコーヒー屋さんで
隼の隣に座ってる、笑


隼がさっきからずっとソワソワしてて
亜嵐
亜嵐
なに、なんでそんなソワソワしてんの笑
隼
ぇ……?!
いや、、まさか二人が知り合いだったなんて…って…
亜嵐
亜嵐
まだそのこと?!笑笑


もうてっきり忘れてると思ってたのに、笑
隼
あの、、、言いたくないなら大丈夫なんすけど
…なんで二人は知り合いなんすか?


隼、わざわざこんなこと聞いてくるような奴じゃないのに


こんなに気になってるなんて…
まさか……??
亜嵐
亜嵐
知りたい?
隼
はい、知りたすぎて夜も眠れません
亜嵐
亜嵐
ふはっ笑
大袈裟すぎ、笑


…でも、もしその”まさか”が本当なら

尚更言いにくい。
亜嵐
亜嵐
んー……
まぁ、、、あなたとは
高校の時付き合ってた。
亜嵐
亜嵐
だからー、、元カレになる
隼
まじ………ですか


俺から視線を逸らして

マスターの方を見る隼。




ショック受けてんな、、、
亜嵐
亜嵐
ねぇ、隼
隼
はい、?
亜嵐
亜嵐
今も続いてる、とか
まじそんなんじゃねぇから

もうちゃんと別れたし
二人とも未練は無いし、
隼
それは、、、まぁ、、、
亜嵐
亜嵐
隼さ、、
もしかして、、?
隼
…………そうっすよ……

俺多分、、一目惚れっす、、、
亜嵐
亜嵐
うっわ!まじか!
隼が一目惚れ、、、


何かわかんないけど、新鮮で。


とりあえず誤解はされたくないから
亜嵐
亜嵐
うん、もう一回言うけど。
未練とかまじないから
隼
…未練とかの問題じゃないっすよ、、

亜嵐くんと俺は違いすぎますもん、


その言葉。
あなたからも言われて、


まぁ………それが原因で別れたんだけど…

”亜嵐と私は違いすぎるの…”
って今でも思い出せるあなたの顔


大丈夫、でももう未練なんかない……はず
亜嵐
亜嵐
そうやってネガティブになったら駄目じゃん
好きならもっと堂々と行かねぇと!!
隼
それが出来るなら苦労しません、、、

そう言って隼があなたの方をチラッと見て


また溜め息をつく



隼が恋してるとこなんか初めて見て


こう見えてシャイな部分もある隼だし
考えすぎてそれが裏目に出ることもあるんだろうけど


俺は、隼の恋を素直に応援したいと思った。




これから色んなことがあるなんて知らずに

プリ小説オーディオドラマ