第3話

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2018/10/20 10:56
さくま
ちょっと俺たち部活放棄してきたからさ、帰るね
はるき
ごめんよあなた
あなた

大丈夫!
こはるは?

こはる
私は残ってるよ。
あなた

ありがとうー

さくま
じゃあな
はるき
体調崩すんじゃねーぞ
あなた

わかってるよぉ〜!

さくまとはるきが帰って病室にはこはるとあなたの2人だけになった
こはる
あなた?
あなた

なにー?

こはる
隠してることあるでしょ
あなた

さっきも言ったじゃん!ないよー!
もーしつこいなーw

こはる
笑い事じゃない。
真剣に話してるの。
あなた

こはるどうしたの?

こはる
あなた病気抱えてるでしょ。
あなた

まあ、でも、倒れるぐらいだから大丈夫だよ。倒れることに対しての病気?

こはる
違う。もっと深刻な病気
あなた

こはる…
知ってるの?

こはる
うん。倒れた原因をお医者さんに聞いた
あなた

えぇ…なんでっ…

こはる
どうして私たちに隠してたの?あなたの親友じゃない!
あなた

だって…
こはるたちに言ったら私を心配してくれて、自分のことを何もかも後回しにしそうだったんだもん…

こはる
あなたバカッ!バッカじゃないの!
あなた

こはる、、

こはる
あなたね!私たちに言わないでどうすんのよ!倒れたの本気でみんな心配してたんだよ!
あなた

もう今年受験生でしょ?優しすぎるから、私のせいで大学が受からなかったらと思ってたの。ごめんなさい。ごめんなさい。

こはる
ごめんで済むと思うの!?
言ってくれた方がいいよ…
あなた

こはる。ごめんね。
こんな私が親友でごめんね。

こはる
ううん。あなたでよかった。
ねえ?さくまたちに言っていい?
あなた

嫌だっ…それだけはっ…

こはる
お願い。私が言ってくれた方がいいと感じるならさくまたちも同じだよ。
あなた

わかった。

あなた

いいよ。

こはる
私さ、美術部じゃん?別に大会とかないし、もう少しで部活やめないといけないから、勉強ここでしていい?
あなた

図書館の方が居心地がいいと思う。

こはる
まあ、拒否権ないけどね!
あなた

わ、わかったよぉ〜

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