第4話

松田 悠菜①
620
2018/02/09 06:46
最愛の祖父が死んだ、目の前で。
両親を早くに事故で亡くした私にとって祖父はいなくてはならない存在だった。祖父が死んだ、目の前で、叔父の手によって。私は一種の恐怖と怒りに身を任せ叫んで突進していった。もちろん私はまだ幼かったので力では叶わなかった。ではどーするか。私はなぜか逃げてしまっていた。ひたすら走って走って走って、、













あれから10年たち、時は来た。
おじいちゃん、待っててね
私はおじいちゃんに恩返しをするから。

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