放課後_
悠人君が待ってる
何を話すのかな
もしかして告白のこと?
それとも_
ガララ (ドアを開ける音
お互い何故かあ、と言ってしまってなんとなく恥ずかしくなって
(ああ、やっぱりそうだよね、な、なんて言われるのかな、)
悠人君が教室を出ていきそうだったから思わず私は袖を掴んでしまった
びっくりした顔で私の方を振り返った
(うう、恥ずかしい、でも、)
(ま、まさか悠人君も!?
こ、これは、漫画で見るよくあるシーン…)
(ガーーンそんなあ、、でも好きって言ってもらえてそれだけで十分幸せだよね…そうだよね…)
私が悲しんでるのに気付いたのか悠人君は
少しはにかむ感じでそう言って笑った
私はその表情に安心してホッとする
私たちの学校のサッカー部は名誉コーチと熱心な顧問がいる強豪サッカー部
県大会は毎年優勝し、県の優秀校にも選ばれるぐらいのチームなんです
この時の私は正直、嬉しすぎて夢じゃないかと思い失神しそうになりました
大会_
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!