“ピヨピヨピヨピヨ”
また朝がやってきた。
私は目を覚ます。
それだけ言ってベッドを離れる。
後ろからグクの声が聞こえて振り返る。
って甘ったるい声で。
いつもそう。
どんな時でもグクは私に甘い。
私を見つめて甘えるグクに、私はいつも負けるㅋㅋ
またベッドに入る。
ベッドの中で私に抱きついてくる。
そう、グクの手は本当に冷たかった。
布団の外に手を出して寝てたからそうなってるんだと思う。
私の色々な所にわざと手を触れさせる。
冷たくて、くすぐったくて仕方ない。
まだまだと言うように続けるグク。
私は仕方なくグクの手を握った。
私の指を握ってみたりして遊ぶグク。
ホントに子供みたいㅋㅋ
や、ちょ、何を!
私の返事も待たず、グクとまた甘い時間を過ごす事になった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。