オムライスを作り終わって、テーブルに運ぶ。
“カタンッ”
って2人でテーブルに座る。
その後、
『いただきまーす♡』
って叫ぶㅋㅋ
“ピンポーン”
こんな時間に誰だろう。
イミンがふと意味の分からない事を言う。
そしたら私をグイッと抱き寄せてキスしてきた。
軽く唇が触れるだけの優しいキス。
その後、玄関のドアをガチャリと開ける。
すると、後ろから誰かに背中を押された。
勢いよく。
その反動で私はグクの胸に倒れ込む。
グクは私を優しく抱きとめた。
私が後ろを振り向くと、ボロボロと大粒の涙を流して立ってるイミン。
そう言って私に手を振ってくる。
“ガチャン”
私が名前を呼び終わる前に、イミン自身の手によってドアは閉められた。
私は何も答えられないまま、グクに連れられて車に乗り込んだ_。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!