あなた side
(男子) なー、ほんまによかったん?
「え?おん」
(男子) めっちゃもったいないやん
「んー、まぁそーやけどなぁ」
(男子) モテる男はつらいねぇー
「そーやねぇー」
(男子) ちょっとは謙遜とか否定しろ!
「だって事実やん」
(男子) むかつくわー
「はっははーん」←
(男子) てかなんで全部返したん?
「いやだってさ、俺彼女おるし」
(男子) おってももらってよくない?
「んー、俺は彼女のチョコだけでさ
じゅーぶんやからさ
あいつのチョコが1番やし」
(男子) めっちゃすきやん笑
「あたりまえやん?」
(男子) はー、むかつくわー
「はいはい笑、もーいくわー」
(男子) あ、ばーい
え、もうなんなん?
うれしすぎるっていうか
恭平も恭平で考えてくれてたんやな。。
「わっ、びっくりした」
『え、あ、恭平!!』
聞き耳立てたのばれるやん!?
やばいって。。
「なーにしとん笑」
『優しいから迎えに来てあげた』
「あらそう、ならゆでダコさんはよかえろ」
『は?ゆでダコちゃうし!』
「耳まで真っ赤ですけど?」
『きのせいきのせい〜』
「ふーん、まぁあれが俺の思ってることやから」
『ん、// ありがと』
「で?チョコは?」
『え、あ、はい』
「お、さんきゅ、あとで一緒に食べよっか」
『おん』
今までちょっと嫌いだった?バレンタイン
でも今年は彼のおかげで
幸せです。笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。