あなた side
はぁ、昨日いろいろと起こりすぎて。。
んー、どーしたらええんやろ…
(女子1) あの?あなたさん?
『え?はい』
(女子2) ちょっといいですか?
『え。はい?』
連れてこられたのは体育館裏。
あ、漫画でよくある呼び出し的な?
え、だるいって
(女子1) なんで呼ばれたかわかる?
『いや知りません』
(女子2) 調子乗ってんじゃねーよ!!
『調子になんてのってません』
(女子1) 私たちの道枝くんと長尾くんと高橋くんに近づいて
(女子2) ふざけんなよ?
『恭平達はものじゃない、てかあなた達のものでもない』
(女子1) あんたさぁ!!
殴られる
そう思って目をつぶった
でも殴られるなんてことはなく
恐る恐る目を開けると…
(??) なにしてんの、?
わたしのまえには恭平がいた
『え?恭平、?』
(高橋) 何してるか聞いてんだけど
(女子1) いや…あの…
(高橋) もう二度と俺らの前に現れないでくれる?
(女子1) え、あ、はい…
そういって女子達を追い払ってくれた
(高橋) …大丈夫?けがない?
『ううん、大丈夫ッ…』
(高橋) ッごめん
そういって恭平は抱きしめてくれた
『え、恭平?』
(高橋) ごめんな、俺のせいで…ごめんな…
『ほんまにな…』
(高橋) ………
『恭平のせいやから…
やからさ?これからもずっとそばにいて
守ってや…』
(高橋) …え、は
『…………』
(高橋) …それ告白の返事やと思ってええの?
『…おん』
(高橋) やったぁぁーー
『もー、なんなん笑』
これからもそばにいて守ってくれへんかったら
許さへんからね?笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。