第25話

すきです。先輩。 〜高橋〜
8,227
2019/02/23 09:46





あなた side














今日は先輩の卒業式。






先輩っていうのは高橋恭平っていう






わたしのすきなひとでもある






チャラくてあほだけど






実はすっっごく優しくて






一緒にいてて楽しい人。






先輩とは部活が一緒で






バスケ部の選手とマネージャーっていう関係。






先輩のバスケしてる姿はすごくかっこよくて






ほんと完璧だと思ってた






でも先輩は






隠れて練習してたりした







それをみて






ほんと憧れたし






いつの間にかすきになってた






でもね?






会えるのはもう今日で最後。






だってもう先輩、後輩っていう関係ではなくなるから






やだよ






だからね






ダメ元で気持ちを伝えようとした






でも現実はそうはいかなくて…






わたしが先輩を見つける頃には






もういろんな女の子にかこまれてて






ボタンなんか全部なくなってた←






……覚悟してたけど






やっぱりつらいな。。






…やばい、涙がでてきた…






お願い、止まって。。



































「あなた!!」






『…え?』






「こっち!!」














急に呼ばれたかと思ったら






なんか手を引っ張られてどっか連れていかれてる←






え、なにごとぉぉおおお!?

















「あなた?どうした?」






『…先輩のせいですよ』






「え?俺?」






『先輩卒業するじゃないですか』






「めっちゃギリギリやったけどな」←







『もう会えなくなるじゃないですか』






「…え?」






『先輩と会えなくなるのはいや…です…』











先輩の顔を見たら






涙が止まらなくなってきて






思ってたこと全部いってた













「…ほんまあなたには叶わんわ笑」






『え?』






「それって俺の事すきってことでええ?」






『…(コク』











ギューッ










「まさか先に告白的なことされるなんてな笑」






『…え?』






「俺が先に言うつもりやったのに」






『いやいや、え?』






「告白しよーとして探したら泣いてるしさ」






『それはだって…』






「まぁかわいいから許すけど」






『…やっぱ先輩チャラいです』






「そんな俺を好きになったのはだーれだ」











なんてドヤ顔で言ってくるから






ムカついて






ほっぺにキスしてやった











「…は// いや、え!?」






『なんかムカついたんで…笑』






「は?え?」






『先輩すきですよ。笑』



















































































どんな先輩だってすきなんです。






だいすきなんです。






でもチャラすぎるのはいやだから






なおしてもらおっかな←






まぁうそだけど。笑






先輩、だいすきですよ。

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