第3話

#2
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2019/03/22 15:29
ダンス部が正式に活動を開始してから半年が経とうとしていた。

部活自体にも、友人関係にも慣れた頃。

私は、同じ部の仲間で特に気が合う、梨咲とご飯を食べに来ていた。
戸山梨咲
それで?ぶっちゃけあなたはどうなのよー!
あなた

え?何々、急に!なんのこと?!

突然、手に握っていたコップを力強くテーブルに置き、身を乗り出してきた梨咲に

なんのことかわからないというふうに首を傾げる。

勿論、実際に梨咲が何のことを言っているかは分かっていなかったのだが、

梨咲はまるで私が隠し事をしている、と勘違いしたのか、少しふくれた顔をした。
戸山梨咲
はぁ!?あんた、私に隠し事が通じるとでも思ったのー!?
……がしかし、そう言われても、分からないものは分からない。

私は、どうにかして梨咲の言っていることを理解しようと思い、頭を悩ませたが、

梨咲は痺れを切らしたように口を開いた。
戸山梨咲
先輩だよ!涼先輩!
涼先輩のこと好きなんでしょ!






…………え??


梨咲の言葉に、自分の中の時が止まった気がした。

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