第7話

陽太と紗也
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2018/10/27 05:59
城崎 紗也
あ、あのね。さっき皆と集合した駅に向かってるときにね。
陽太と再会したの…
葉山 菜那
よ、陽太と…?
杉崎 健太
待って、陽太って誰?
白山 涼
あ、そっか健太は中2からの仲だから知らないのか
城崎 紗也
近藤陽太って言うんだけどね。
私が小学5年生のときに一目惚れした人なの。
杉崎 健太
一目惚れ…?
城崎 紗也
うん。
それで小学6年に告白して、付き合うことになったの。
杉崎 健太
それで…?
葉山 菜那
でもね、相手は中学受験をして学校は別々になったの。
白山 涼
陽太と紗也は上手くいってたんだけど…
城崎 紗也
中1の夏頃から私の足が急に痛み始めたの
葉山 菜那
病院に行っても原因は不明。
城崎 紗也
痛みはどんどん強くなってるのに
病名も原因も不明のまま冬になったの。
白山 涼
紗也は夏に陽太と行った祭りですごく楽しかったのと陽太の笑顔が忘れられなかった。
城崎 紗也
痛いの陽太に相談したい。不安をギュってしてどっかにやってほしい。
って思ったけど…何も分からない痛みを話して話してなかなか会えない陽太を心配させたくなかったし、あの笑顔を失くしたくなかった。
城崎 紗也
だから、一方的に私から別れを告げたの。
杉崎 健太
そ、そんな事があったの…
城崎 紗也
ごめんね黙ってて
杉崎 健太
全然大丈夫!
杉崎 健太
(そんな恋の相手がいたのか)

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