すぐさま後ろを振り返ると、同い年くらいの整った顔の青年がソファに座っていた。
全く人の気配なんてしなかったのに、
青年は優しい顔で微笑んだ。
私は彼と沢山のお話しをした、
そして、彼は私のひとつ上のおっぱだと分かった。
彼は私の悩みや相談、色々な事を聞いてくれた。
楽し時間はあっという間で時計を見ると
0:00を過ぎていた。
そう言ってグクさんは私を少し支えてくれた。
病室に着くと、「またね。」っと小さな声で
手を振りながら微笑んでくれた。
私も手を握り、微笑んだ、
ベットに寝転がると、無性にドキドキした、
ドキドキが収まらなかった。
そして、頭の中で記憶を繰り返した。
あ、 ジュース忘れた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。