第6話

#4私って最悪なやつじゃん…
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2018/11/09 11:24
1人で帰る帰り道はやっぱりいつもとなにか違う感じ。同じ道なのに…。

さっきの花梨の言葉が表情が忘れられない。

遠くの方で声が聞こえる。
海人と花梨の声だ。
やっぱり花梨の塾って嘘なんだ…私が追い詰めてたんだ…。
木に隠れて二人の話を聞いてしまった私。

花梨「あのさ、約束は?」
海人「ごめん…」
花梨「そんな返事じゃ何も始まらないよ」
海人「…。俺と別れてほしい」

もしかして修羅場?私ここにいたらダメじゃん。なのに足が動かない。


花梨「最後に1ついい?私のこと好きで付き合ってくれた?」

海人「……。誰でもいいんじゃない。花梨だからいっかなーって。」

花梨「そっか、今までありがとうね。海人は他に待ってくれてる人いるでしょ」

静かにうなずく海人。

「がんばってね」そういって涙ながらに、立ち去る花梨。

ため息をついて花梨とは逆方向へ立ち去る海人。


そんな二人を木から見ている私。




私って最悪なやつじゃん…

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