黒い影は遂に、私の目の前まで来てしまった。
そして、私の予想をしていなかった事が起きた。
黒い影がスライムを吸い込んでいた。
すると、スライムは、だんだんと私の身体から取れてきた。
私は、嬉しかった。
そして、5分程で全身が動けるようになった。
でも、その時、また別のスライムが私の近くに来ようとしていた。
それと同時に、黒い影が私を囲ってくれて守ってくれた。
私は、少しホッとした。
でも、ずっとは、ホッとしてられない。
そもそも、黒い影が仲間かどうかもまだ知らない。
私は、気になって仕方がなかった。
だから、聞いた。
『貴方は、私の仲間?敵?』
すると、『仲間です。神様の弟子なんです。神様に頼まれたからやってます。貴方を守るようにと。』と答えた。
私は、それを聞くとさっきよりもホッとした。
でもそれなら、神様が助けに来ればと、私は思った。
『神様はどうしたの?』
私は、聞いてしまった。
『今は、今にも死にそうなぐらい辛そうです。でも、神様なんで回復は普通の人より、早いですよ。』
黒い影は、答えた。
そして、疑問に思った。
『貴方は、何で黒い影なの?』
この時、戦いは始まっていた。
けど、戦いながらも答えてくれた。
『私達は、もとは、地獄にいました。だから、既に、死んでます。私達も、最初は、ここに、いたんです。それから、地獄に行きました。そして、分かった。ここに来た人は、もう既に、死んでます。それに、悪いことをした人だけです。でもこれは、昔の話で、今は、生きてる人でも、いい人でも、夜になれば、入れるようになってしまってます。そして、地獄に行った時、閻魔に、会った。そして、言われた。俺の作った迷路は、楽しんだか?と。私達は、答えなかった。楽しく無かったから。逆に怖かった。そして、私達は、自殺することを決めた。地獄で死ぬと、もう一生生き返られない。けど、地獄にいるよりは、マシだった。そして、自殺をしようとした時、神様が手を差し伸べてくれた。おいで、と言ってくれた。そして、私達は、手を出した。それで、いつの間にか、天国に居た。でも、そんな時、突然、神様が居なくなった。私達が探すと、貴方といた。そして、その後、閻魔と喧嘩した所も見た。私達は、見ていることが出来なくて、天国に帰った。そして、神様は、ボロボロになって天国に帰ってきた。そして、三日して治った。でも、次の日、閻魔が迫ってきた。後ろには、四十人程いた。それを神様1人で倒した。でも、最後の閻魔には、負けた。それで、私達が戦いに参加しようした。けど、ダメって言われて、逆らう事が出来ずに、閻魔に、天国を支配された。でも最後に、私達は、神様に言われた。あの子を助けて、天国に連れてきてくれるかしら。あの子には、特別な力があるわ。あの子なら、天国を救えるかもしれない。そう言って、閻魔には連れ去られていってしまった。だから、私達は、来た。貴方は、私達が助けます。だから、天国に来てください。』
私は、最後の方で疑問に思った。
そして、聞いた。
『特別な力?私に?』
『そうです。神様からは、傷を回復する力と色々使えると聞きました。何とかの血を引いてるとかっていってました。詳しくは、図書室にそれについての分厚い本があるって言ってました。』
そう答えた。
そして、その時、戦いが終わった。
沢山いた、スライムがもう居なくなった。
そして、黒い影が言った。
『図書室何処か分かりますか?頭の中で想像して下さい。』
だから、私は、想像した。
黒い影は、私の方に近づいてきて、『行きますよ。』と言った。
すると、一瞬で図書室に着いた。
私は、驚きで声が出なかった。
『瞬間移動!?』
しばらくして聞いた。
『はい。私には、それと、何でも、吸い込む力があります。』
私は、本や小説などでしかそういう事がないと思ってたので驚いた。
そして、本を探し出した。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!