第42話

巻き戻し
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2018/05/26 11:24
私は、混乱していた。












長い廊下、偽物の神様、緑色の液体。















色んなことが頭に浮かんでくる。








何をどうしたらいいのか分からない。






でも、その時、琉が言ってきた。








『一旦、全部、最初から冷静に考えたらどうですか?今のままだと失敗する。だったら、時間をかけてでも、冷静な判断をした方がいい。』













琉の言ってるとおりだ。





だから、私は、そうすることにした。





最初から考えるんだ。











閻魔と戦った場所から離れる時から考えるんだ。










思い出した。





あの時、閻魔は、倒れながらも、何か呟いていた。












私は、聞こえないふりをした。








でも、大事な事だったのかもしれない。










例えば、一生終わらない廊下にする魔法とか。











これなら、出来る人は出来る。












いや、覚えることが出来れば、誰でも出来るのかもしれない。









でも、長文すぎて、記憶力が優れてる人でも、覚えることが出来ないと思う。






それを見ながら言っても、意味は無い。








私も、覚えなれなかった。






でも、それなら、私たちは、閻魔の罠にハマっていることになる。






でも、別の場合も考えることが出来る。





誰かと無線で通じてるとしたら、と考える事が出来ないこともない。





その場合は、その人が魔法を使えるってことになる。






まぁ、どっちにしろ罠には、ハマってることになる。








それに、その疑問は、いくら考えても答えは無い。








なら、次のことを考えよう。










その後、神様をおんぶして、廊下を走ったり、歩いたりした。










その時、何で気づかなかったのかな。








神様が偽物だって。





今までは、ほとんどの嘘などを見抜いてきたのに。











そもそも、何でこんなにも似てるのか。













気になる。









『もしかして、人形でもロボットでも無い。神様の兄弟か双子?なわけはないか。だって、死んでるし、緑色の変な液体が出てきてるし。』









私は、いつの間にか声に出していた。








でも、自分では、気づかなかった。











その後の琉の発した言葉で気づいた。







『それも考えることも出来るけど、可能性は少ない。』







私は、急だったから驚いた。






そして、聞いた。




『えっ?声に出してた?』







すると、琉が頷いた。










そして、琉が言ってきた。








『一人で抱え込まないで、一緒に考えよう。その方がいいでしょ?』














私は、その方が早いと思ったから、琉の意見に賛成した。








だから、三人で考える事にした。



























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