第9話

顔無し死体
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2018/01/02 07:42
走っていると、人が立っていた。

また、あのコンピュータだ!

私は、ある事に気づいてしまった。


それは、顔が違うこと。

琴葉の顔じゃない。

その時、コンピュータは言った。

『この顔の方がよくねぇ〜?あっ!聞かれる前に言っとくわ。あいつの顔なら、捨てた。』

私は、イラついた。

抑えようとした。

けど、無理だった。

当たることは無いって分かってたたのに、コンピュータを殴っていた。

手がすり抜ける。

けど、私は、殴り続けていた。

しばらくして、私は、疲れてしまった。

だから、手を止めた。

疲れていても、イラつきは、治らなかった。

私は言った。

なぜなら、私の友達に似ていたから。

私の友達は、ほとんどが、この学校に入ってしまったんだ。

『その顔は、誰の?まさかとは思うけど、遥華じゃないよね?』


すると、答えた。


『おぉ〜!よく分かったな。正解!』


コンピュータは、笑っている。

私は、さらにイラついた。

私の友達を殺すなんて・・・。

私の他の友達は、大丈夫だろうか?

不安とイラつきの感情が合わさっていた。

でも、やっぱり、イラつきの方がでかかった。

私の頭の中に、ふと浮かんだ。

もしかしたら、まだ遥華生きてるかもしれない。

だから、私は、聞いた。


『遥華は、死んだの?見せてよ!』

すると、『教えてやろうかな~?それとも、教えないようにしようかな~?』と言ってきた。

私は、その言い方に、ムカついた。

私は、『教えろ!』と大きな声で言った。

すると、『ハイハイ。分かったょ。めんどくせぇな。この廊下を歩いてくと、教室がある。その中。部屋を探せば、あるんじゃねぇの。』と言った。

けど、遥華が死んだかどうかの質問に答えていない。

私は、言った。

『で、生きてるよね?』

すると、『そんなこと、知らねぇよ』と言った。

私は、このまま聞いても、ずっと知らないと言うだけと思った。


だから、私は、言った。

『分かった。もう消えて!2度と現れるな!』

そう言って、走っていった。


そして、走っていくうちに、教室を見つけた。

私は、勢いよく扉を開けた。

そして、言った。

『遥華〜!』

返事がなかった。


私は、色んなとこを探した。

すると、教卓のしたに、スーツケースがあった。

私は、それを見た瞬間嫌な予感がした。

今は、見たくない。

だから、それを廊下に持っていった。

そして、それを引いて歩き始めた。

私は、次の部屋を見つけたら、そこで開けることを決めた。

けど中々、見つからなかった。

私が少し、休憩している時、現れるなって言ったのに、現れた。


私は言った!

『この中身は?知ってんの?』

すると、『あ~知ってるさ!この顔の持ち主だしな』と指を指した。

そして、私は、気づいた。

また、顔が違う。

えっ!

じゃあこの中は、遥華じゃない!

私は、聞いた。

『遥華じゃないってこと?』


すると、『そうゆうことだな』と答えた。

私は、戻ろうとしたその時。

『もう戻れないぜ。』とコンピュータが言った。


私は、嘘だと思って、戻ろうとした。

けど、ほんとだった!

私は、後悔した。

あの時、見とけば・・・こんな事には、ならなかったかもしれなかったのに、と。

私は、とりあえず、スーツケースの中を見た。


すると、コンピュータが言ってることは、本当だった。

私の知らない人の死体だった。


私は、その場に座り込んだ。

私は、コンピュータが目の前まで、来てる事さえ、気づかなかった。




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