第36話

謎の光に包まれて
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2018/05/06 13:42
そして、しばらく経ってから、音がした。





鬼に気づかれたのだ。







この隠し扉を。






そこには、何も無かったから、隠れることも出来なかった。





でも、その時、私は、閃いた。





姿を消す魔法を使えばいいんだと。









だから私は、すぐにその魔法を使った。





そして、扉が開いた瞬間逃げ出すという作戦だ。






でも、しばらくしても扉は、開かなかった。







私は、罠だと思った。




だから、警戒して、何もしなかった。





でも、三十分ほど経っても、変化無かった。









私は、なんでか分からなかった。




でも、考えれば考えるほど、頭が混乱した。





それに、この魔法もずっと使っていたら、体力がなくなってしまう。






そして、魔法がまた、弱い魔法しか使えなくなる。







今だって、もう三分の一ほどは、減っていると思う。








私は、この魔法を使うのをやめるか、それともこのまま続けるか迷った。






でも、魔法を辞めさせるのが罠なら、今辞めてしまったら、鬼の思い通りだ。






鬼に私達の姿が見れれば、鬼の圧勝になる可能性が高い。







例え体力が全部あっても負けるだろう。







勝てる可能性は、0.1%ぐらい。








だから、鬼は今の私には倒せない。






もっと練習しないと、もっと色んな魔法を覚えないと、もっと強くならないと。





私がそう考えてるときだった。






後ろから音がした。






壁が壊される音。









鬼が来た。








私達は、まだ、透明で鬼には、見えない。






だから、鬼が空けた穴から出て逃げるしかない。










今、行かないと私達は死ぬ。








もう体力が持たない。







だから、早くしないと。








私は、琉と結夢に合図をした後、鬼が空けた穴の方へ行った。







でも、結夢と琉が言った。







『だめー!』






『戻ってこい!』











私は、何でか分からなかった。




だから、周りを見渡した。



そして、気づいた。






もう魔法が解けていた。








遅かったんだ。







間に合わなかった。







そして、私が諦めて戻ろうとした時、鬼が目の前に来ていた。





そして、言ってきた。







『殺す。絶対。』







私は、もう終わりと思った。







でも、その時、結夢と琉が鬼に攻撃してくれた。









すると、鬼は、結夢と琉の方を向いた。





そして、言った。





『邪魔したな。なら、お前らから殺してやるよ。』







私は、誰も失いたくなかった。








失うぐらいなら、私は死ぬ。









だから私は、結夢と琉に近づいていく鬼に向かって言った。







『やめて!お願い。私は、殺していいから。その二人は、やめて、殺さないで!』










でも、鬼が聞くはずが無かった。






『うるせー!俺は、みんな殺す。先に死にたいなら死なせてやるよ。』







鬼は、そう言うと、私の方へ向かってきた。








私は、死ぬ覚悟をして、目を閉じた。






その時、私の身体が光った。





何が起こったか分からないけど、体力が全回復したのは、事実だ。





こんな短時間で。







私は、驚いて油断していた。





そして、鬼が攻撃をしてきた。




急過ぎて間に合わない。




その時、閻魔が助けてくれた。








『何故閻魔が!』





私は、驚きで言ってしまった。




すると、閻魔は、すんなり答えた。


『なんでって。だってさ俺のこの場所を壊そうとしてんじゃん。そんなやつこの場所には、いらねーし。しかも、強いんだろ。お前でも倒せないぐらいに。だから、一旦休戦だ。鬼を倒すために。二人でなら、倒せるだろ?』







私は、信じていいのか少し不安にもなってけど、今は、信じるしか出来なかった。







だから、言った。





『いいけど。邪魔だけは、しないでよ。』







すると、『邪魔なのはどっちだって』と言った。







私は、イラついたけど、我慢した。






そして、戦いが始まった。







でも私には、違和感を感じた。







それは、前よりも強くなってるようなきがしたから。






スピードも早くなってるし、パワーも増えてるような。


そんな気がした。



だから、今なら私は、勝てるようなきがしてきた。







希望が見えてきた。







だから、私は、嬉しかった。







勝てる可能性が少し増えただけでも。





そして私は、閻魔と協力しながら、全力で戦った。



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