第18話

お守りの中
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2018/02/14 14:18
天上は、どんどん迫って来て、止まりそうにもなかった。   


このまま顔を上げていると、針が当たってしまいそうだった。



その時、私は、下に下げようか、悩んだ。


死にたくない。

けど、血が口に入るのもやだった。

そう考えると、もう少しで当たりそうな所まできた。


その時、私は、決心した。


死ぬよりは、ましだと、思いながら、私は、顔を少しずつ下げた。


そして、私の予想通りになった。

口に血が入ってきた。


気持ち悪い。


私は、そう思った。



けど、顔を上げたら、もうぶつかってしまう。



だから、私は、我慢をした。



そして、針がもう当たりそうな時、天上は、止まった。


私は、ホッとした。




私は、しばらく、動かないでいた。


けど、限界がきてしまった。


血が入り過ぎて、もう無理と思った。


口の中は、きっと、真っ赤だと思う。



でも、顔を上げることもできない。


私は、だんだん、意識が薄まってきた。


やばい。もう無理。


そう思った時、私は、意識を失った。



でも、少しだけ、感覚があった。


そして、感覚も失いそうになった時、お守りが光った。


目は、開けられないけど、光を強く感じた。



でも、それと同時に、感覚も全て、失った。









しばらくして、私は、目を覚ました。  


私は、ドバっといきよいよく起き上がった。


それと同時に、針があるのを思い出して、上を見た。


針が無かった。



それに、知らない場所だった。




私の頭が混乱している時、目の前に、神様が現れた。


そして、言ってきた。


『大丈夫?』


私は、『はい』と小さな声で答えた。


その後、私は、疑問に思ったことを聞いた。


『ここ何処ですか?私は、死んだの?』



『いいえ。ここは、お守りの中。お守りの中には、私がいたのよ。』


私は、驚いた。


そして、もう一度、聞いた。


『お守りの中って、どうやって?出れるんですか?』



『出れるわよ。でも、今は、出ない方がいいわ。貴方も知っているでしょ?今は、針がたくさんあるの。』



神様は、答えた。

私は、返事をせず、周りを見渡した。


何も置いていなかった。


私は、最初は、不安だった。


けど、安全だと知って、段々、安心してきた。


そして、私は、『ずっとここにいられるんですか?』と聞いた。


こんな安全なら、ずっといたい。

そう思うようになった。



けど、神様は言った。


『ごめんなさいね。それは、出来ないわ。私も、あと、少ししたら、消える。魂だけになるわ。貴方には、見えなくなってしまうの。このお守りの中もずっと安全な訳では、無いの。それと、伝えとく事があるわ。それは、・・・』




言っている途中で、神様は、消えてしまった。


私は、周りを見渡した。


けど、居なかった。



私は、何かないか探した。


何も無かった。


なぜ、ここにいては、ならないのか謎だった。


何も頭に浮かんでくる事が無かった。



だから、私は、その場に座り込んで休憩をした。





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