第100話

番外編2 ー先生目線ー
4,862
2018/01/23 01:08
ー先生目線ー

先生
ほら、あなた。
起きろ。
気持ちよさそうに寝てんなぁ。 

まぁ、最近忙しかったからしょうがないか。


今日は、うちにきて一緒に夕飯を食べた。


もう、8時半なんだけど。

俺は、もう一度あなたを起こして見る。
先生
あなたー?
起きねーならベッド運ぶぞ?
あなた

ん…

寝返りを打った。


…起きねーのかよ。
先生
よいしょ。
はぁー、軽いな。

女子ってこんなんなのか?


俺は、そう思いつつ、お姫様抱っこでベッドまで運んだ。


よし。

片付けすっか。


リビングに戻って洗い物をする。



(目線自分になります。)


ーその頃私は…
あなた

ん…

先生の匂いがする…


私はゆっくりと目を開けた。


あ…私、寝ちゃってたのか…。


先生、運んでくれたんだ。


いつもなら、「あ、嘘!帰んなきゃ!」とか思うんだけど、なんかその時は思わなかった。


私は、布団をぎゅーと抱きしめるような姿勢になった。


先生にぎゅーってしてるみたい。そう思いながら、私はまた眠りについた。


(はい、先生目線に戻りまーす。)

ー先生目線ー

もう9時か。

あなたは、もうこのままでいっか。


でも、なんとなく、様子を見に行ってみる。


ん…?

なんで布団抱いて寝てんだよ。

さみーだろ。

俺は、あなたから布団を引き剥がして、掛けてやった。


すると、あなたがゆっくり目をあけた。
先生
ん、起きたか。どーする?
帰る?泊まる?
あなた

泊まる…
このまま寝る…

先生
分かった。
眠そうに目をこすっている。
あなた

ねぇ…先生。

先生
ん?
あなた

ぎゅーして。

あなたは手を広げて言う。
先生
じゃあ、おいで。
俺は、ベッドに腰掛け、逆に来させた。
あなた

んんー、

唸りながら、ノロノロと起き上がり、俺の所に来る。
あなた

ぎゅー…

ちっせーな。  

そう思いながら、俺はあなたを抱きしめる。


…可愛い。


自分で思ったのに恥ずかしくなった。
あなた

おりゃっ

あなたは、俺を巻き込んで倒れる。
先生
うわっ
あなた

このまま寝る!!

先生
え?
俺、風呂にも入ってねーし、リビングも電気付けっ放しなんだけど。
あなた

私も…お風呂には、入ってないよ…

先生
んじゃ、電気消して来るから。
あなた

んー、ちゃんと来るんだよ??

先生
わかった。
あなたは、手を緩めてくれる。

俺は、とりあえずリビングへ行き、電気を消したり暖房を消した。


もしかしたら、もう寝てるかもしれないし。

そう思いながら、俺の部屋を覗く。
あなた

あ、きたー

起きてた…
先生
はいはい。
ぎゅー
俺は、もう一度あなたを抱きしめた。
あなた

んふふっ

あなたは嬉しそうに笑う。
先生
つか、なんで今日、こんなにアレなの?
あなた

アレって?

先生
んー、甘えて来るっつーの?
あなた

あー。
んー、何でだろうねぇ。
何となくかなぁ。

先生
ふーん。
そのまましばらく抱き合っていると、あなたが話し始めた。
あなた

あのね、実はね…
今日、何となーく文化祭の話になったの。
その時、みんな「直樹さんカッコ良かった〜!」って言ってて
「先生は、私のなのにーっ!!!」って思ったんだよ…。

うわ。

…可愛いかよ。
先生
なに?
嫉妬したの?
あなた

うん…。

あー、やば。


俺は、強く抱きしめる。
あなた

先生…苦し…

先生
あ、悪い。
手を緩める。

それでもあなたは、俺に抱きついたままで、顔を埋めている。
先生
あなた。
あなた

ん?

先生
こっち向いて。
あなたは、上を見上げるようにして俺をみる。






そして俺は、あなたにキスをした。




チュッ
あなた

うふふっ

嬉しそうに笑った。
あなた

ねー、先生ー?

先生
ん?
あなた

好きだよ…

先生
うん、ありがと。
あなた

えー?
先生は??

先生
あなた。 
好きだよ。
あなた

きゃーっ!!

あなたは抱きつきながらバタバタする。
先生
やっぱ、今日なんか変だろ。
あなた

えへへ〜
本当はね、さっき先生が飲んでたビール飲んだー

先生
おいおい。
だからかよ。
って事は、明日になったらこの事はもう覚えてないな。
あなた

でもね、ちゃんと覚えてるからね〜

先生
そっか。
ちゃんと覚えてろ。
あなた

うんー!
って事でもう寝る。

切り替え早いな。
先生
おう、おやすみ。
あなた

おやすみ〜

俺らは、抱き合いながら眠りについた。



こんな日も悪くないな。



そう思った夜だった。



ーさなからー

おはようございます!こんにちは!こんばんは!

さなです!



うおおおお、先生が!先生がぁー笑笑

もう、なんかね、書いてて楽しかったですね笑


いつもの先生だったら、クールであんまりこう言う事言わないだろうなぁ。って事も言わせました笑

キュンキュン💗しました??

うふふ〜😏😚



そして…

なんといっても!

記念すべき100話目ですっ!!!!

ありがとうございます💕



あ、本編の方も頑張りますね!

ぜひ、「先生×生徒2」も見てください〜✨


ではでは〜👋

プリ小説オーディオドラマ