第2話

Chapter 2 ー別れー
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2017/12/07 08:18
「もう、終わりにしよう。」

健太と付き合って二ヶ月とちょっと。

「えっ?」

どうゆうこと…?

「別れてくれ。」

沈黙が続く。

私は息を吸い込み、

「…わかった。」

と言った。

「じゃあ、また。」

健太は、私に背を向け帰って行った。

“また”なんて無いくせに。

「さようなら。」

私はの健太の背中に言った。

私は健太の背中をしばらく見つめた後、あてもなく歩き始めた。



とうとう、来たか…。

もうそろそろダメかなぁって思ってた。

健太に好きな人ができたらしい。という噂は耳にしていた。

私から別れてあげればよかったかな?

そしたら、都合よかったかな?

でも私は…

「ちゃんと好きだったのになぁ。」

目にうっすらと涙が浮かぶ。

朝早く起きて、服も可愛くして、メイクもしたし、髪もセットした。

「可愛いね」とか言って欲しかった。

でも、もちろんそんな言葉はなく、なんとーなく遊んでこのありさま。

「あー、もうやだなぁ」

私は立ち止まって空を見上げる。

星がキラキラと光っていた。

お月様も綺麗。


「えっ?」

下からピュッと水が噴き出す。

私はここが地面から水が噴き出す、仕掛け噴水だとわかった。

逃げようと後ろを振り向くと、また水が噴き出した。

すると、瞬く間に私の周りを囲むように水が噴き出した。

「あぁ、もう濡れちゃうじゃん。」

今考えたらスッとその中から抜け出せばよかったのに、私はそのまま立ち尽くしていた。

泣きたい…。

「うわぁぁぁぁ。」

色々な感情が混ざりあい、それが涙となって溢れる。

私はその場に崩れ落ち、水が止まっても泣き続けた。

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