ドンッ
え…?
急に手が離され、目を開く。
そこには…
息を切らした先生が立っていた。
私は口の中に詰め込まれたタオルをとる。
「せん…せい…。」
そう呼ぶと、さっきまで倒れていた男はよろよろと立ち上がった。
すると、すかさず先生は男の首の後ろを叩いて、気絶させた。
「はぁ、はぁ、大丈夫か!?」
先生はすぐ私に駆け寄ってくれた。
「せんせぃ…。」
私は先生に抱きついた。
「怖かったよぉ〜。うわああ。」
「ごめん、俺がもっと早く来れてたら…」
「先生はっ…悪く…ない…よ」
嗚咽混じりの声が公園に響く。
「ごめんな。大丈夫。大丈夫だから。」
いつもと違う先生の優しい声。
そして、私は泣いて泣いて、泣きまくった。
まるで生まれたての赤ちゃんみたい。
「俺が居るから。」
泣き続けている私の頭を撫でて、優しく包み込んでくれた。
先生、助けてくれてありがとう。
先生は私のヒーローだね。
そして、私はこの時確信した。
私は先生が…
好き。
ーさなからー
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お気に入りや、いいねが増えるたびにやる気が増していますっ🔥
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本当にいつもありがとうございます💕
これからもよろしくお願いします✨
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。