第41話

Chapter 41
5,916
2017/12/29 09:12
((自分に戻ります))

「はぁ。」

先生はちょっと前に部屋を出て行った。

「素直に言えば良かったなぁ。」

“一緒に居て”って…。

「なにをだ?」

え…?

「先生…?」

「帰ったんじゃ…。」

「氷を変えようと思って取ってきたんだよ。」

「それに今日は泊まる。お前が“一緒に居て”って顔してっから。」

「うそ。」

私は顔を隠す。

「嘘だよ。」

「もう!」

そう思ってたことがバレちゃったじゃん!



「つか、それより…俺が心配だから…」


え…?それってどう言う…。

「それに寂しいだろ?」

「う、うん。」

「とりあえず、熱測って、氷変えて、薬と水分とって、寝ろ。」

「わかった。あ、クローゼットの下に敷布団入ってるよ。」

「あぁ、知ってる。さっき見た。」

な、なんで!?

そう思ったけど、それをいう気力はなく、先生の言った通り熱を測ったりして眠りについた。

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