私が一言言ったあと、第1位の人のインタビューをしたり、一言も言った。
そしていよいよ…
うわぁ、なんか緊張する…
私の頭の中で先生の声がリピートされる。
…何を教えてくれるの?
本当の答えは別にあるってこと?
あー、もう!
早く言ってよー!!
男子の出場者は12人。
ノリで出場した人もいるらしい
と、横から千紗が言う。
千紗は納得したように言う。
会場にはドラムロールが響く。
バンッ!
おぉ!バレー男子の部長だー!
…ん?
私はとっさに千紗を見る。
すると、千紗はうん、と頷く。
うおおおおお!!!
千紗の好きな人!!
うん!イケメンだぁ〜!
(Chapter 60 参照)
千紗のことだから、きっと性確も良いんだろうなぁ。なんてニヤニヤしながら望月先輩を見ていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!