望side
なんか、後ろで、渚とあなたが喋ってた。
何話してるんか、気になったから、盗み聞き?wしててん。
それやったら、あなたが、おおにっちゃんと付き合ってた。
俺は、びっくりした。
だってさ、この前俺に告白?されてんで。なのに、もう他の男捕まえて、付き合ってるねんで?
おかしいやん。
また、話聞いてると、俺への恋を忘れるためやって。
まぁ、あなたは、おおにっちゃんと仲ええから、仕方ないけどさ‥
なんか、おおにっちゃんが羨ましいわ‥
え、待て待て、俺、
あなたにやきもち妬いてるん‥?
いや、そんなはずない。だって俺は、渚が‥‥
あぁぁぁぁぁ!!!
モヤモヤするわ‥
自分の気持ち、わからへんくなってきたわ‥w
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!