第2話

謎のイケメン
480
2017/12/09 08:21

私の身体が宙に舞ったのはほんの数秒

私は身体がグンっと持ち上がるのを感じた。
突然のことに頭は当然追いつかず、
自分の身体を支えているものにしがみつくことしか出来なかった。
謎の人
わー!いきなり抱きつくなんて意外と大胆💕
あなた

!!??

突然聞こえた声。
私はさらにパニックをおこし、暴れ始めた。
あなた

離してえええええ!!

謎の人
今離したら落ちるよ!!??
ちょっ、暴れたらほんとに落ちっっ
うわああああああ!!!
あなた

ぎゃぁぁぁぁぁぁあああ

地面に激突する寸前、なんとか体勢を持ち直した謎の人(?)は私を元のビルの屋上に下ろした。
謎の人
はぁ...げっほげっほ...
いやぁー、無茶するねー!
結構危なかったよ今!?
私の自殺を邪魔した人はイケメンな男の人だった。
ただちょっと服装がおかしい。
真っ黒いローブ。足が見えないほど丈が長く、
深くかぶったフードからは白い髪と綺麗な顔が見えている。
とてもまともな人と思える見た目じゃない。
謎の人
そんなにじっと見たら照れる/////
あなた

誰ですかあなた!!
何なんですかさっきのは!

謎の人
わー、質問攻めだねー笑
まあいいや、僕は死神。さっきのはちょっと飛んだだけさ。(ニッコリ)
あなた

し、死神...?

死神
死神
そう。死神。
君の自殺を止めてみました。
あなた

なんで...

死神
死神
何でって、だって僕君に一目惚れしたから。
だから死なないで貰えます?
こいつはやばい。私はそう思った。

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