死神を名乗る男。私に一目惚れしたとか言ってやがる。
意味がわからない。
...はあ?
ちょ、え?えっと、あなたは死神で、
私に一目惚れをしたと。
うん!
で、自殺中の私を助けた。
そうだね。
うーんと、あなたがもし、仮にも死神だったとしたら私の命を奪うのが仕事じゃないの?
そうなるね。
じゃあなんで助けたの??
いや、だってそれは一目惚れしたし、好きな子に死んでほしいわけないよ!
ほんとにそれだけ?
え!?
あ、まぁ、助けてあげたら
「きゃあ!助けてくださってありがとうございます!
カッコイイんですね!好きになっちゃった!」
みたいな展開にならないかなー?なんて下心もあったけど...(小声)
...(ドン引き)
あー!!!
引かないでー!!
自殺してんのに邪魔されて嬉しいわけないじゃないですか。
はっ!確かに!
馬鹿なんですか。てかもっかい自殺し直すんで。邪魔しないでくださいよ。
こんな奴に構ってる暇はない。
さっさと楽になりたいんだ。
私は裸足でさっきの場所に戻ろうとした。
すると、後ろからものすごい力で腕を引っ張られた。
ッッ!!
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