私が先生を好きになって
まだ3ヶ月しか経ってないのに。
色づいていた桜も褪せて行く。
短い時間の中で色んなことが凝縮されすぎて。
でも相手は先生だもん。見向きもしてくれない高塚先生だもん。
諦めた方がいい。
とはわかってるけど...
- - - - 次の日 - - - -
「えー。俺から報告があります。」
?
「今月をもって、この学校をやめることになりました。」
“ えー!!! ”
“ なんでー? ”
「前から恩師に母校で働かないかって誘われてたんだよ。俺も母校で教えるのは夢だったから。それが叶う環境が整って。」
ほんとに...?
「変なタイミングにはなったけど、俺の代わりにイケメンの先生が入ってくれることになったから。ま、報告終わり。」
嫌だよ...
「あ、そうだ。あなた、ちょっと放課後残れ。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。