第74話

車にて
3,387
2018/05/03 10:24
青木先生が、先生を車まで乗せていき、後から私は追いかけることにした。



ピロンッとスマホが鳴る。
青木先生
車についたよ。もう来ても大丈夫!
でも、周りを気にしてね!

と、青木先生からLINEが来た。
あなた

わかりました。
今から行きます。


と、返信をする。


外まで行き、外で部活をしている生徒に見つからないように慎重に車へ向かった。


私は、後ろの席へ乗り込む。
あなた

ふぅ…お待たせしました。

青木先生
おつかれ、大丈夫だった??
あなた

多分…?

青木先生
じゃあ、行こうか。
先生も後ろの席に乗っていた。
あなた

あ、薬局と、スーパーに寄っていただけませんか?

青木先生
うん、いいよ。
じゃあ、まずは、直樹の家の近くの薬局に行こうか。
あなた

はい、お願いします。


青木先生は、アクセルを踏み込み、車を走らせた。
あなた

青木先生も運転するんですねー

青木先生
うんー、車はまだ持ってないんだけど、一応運転出来るんだ〜
そろそろ車ほしーなー
あなた

そうなんですかー
先生のお給料って良いんですか??

青木先生
うーん、ビミョー??
だからいっぱいお金貯めないと!!
あなた

頑張ってくださいー!!

青木先生
うん、心が折れないように頑張るよー!

心が折れそうになるくらい大変なの!?


そんな事を思っていると、薬局に着いた。
青木先生
着いたよ。
あなた

ありがとうございます。
じゃあ、行ってきますね。

青木先生
あ、俺も一緒に行くよ。
この前みたいに、荷物も重いだろうし。
この前って言うのはきっと、莉世さんの時のことだろう。
あなた

あ、本当ですか??
ありがとうございます。じゃあ、お言葉に甘えて!
先生、薬局行ってくるから、ちょっと待っててね。
あ、体温計ある?

先生
…ない……。
あなた

おっけー。


私は、返事をしながら車を降りた。


そして、青木先生と私で薬局へ向かった。

プリ小説オーディオドラマ