第63話

ー陸目線ー
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2018/04/07 12:36
ー陸目線ー


ふう。


これで失恋…だな。


俺は、スマホを取り出した。


やっぱり……


千紗から大量のLINEが届いていた。


電話した方が早いか。


俺は、千紗に電話した。
もしもし。
今、終わったよ。
ただ今絶賛、失恋中でーす。
千紗
そっか、陸、ありがとう。
いや、別に礼を言われるほどじゃねーよ。
俺も、このままでいいのかなって思ってたし。
こっちこそありがとな。
千紗
いーえ!
あ、そうだ。これからどっか行く?
あー、いや、今日はやめとく。
また今度な。
千紗
うん、わかった。じゃあ、美羽ちゃんと、拓美くんに癒してもらいな〜
またね、
おう。

とりあえず、家に帰るか。
ただいまー
陸ママ
おかえりなさい〜
拓美
おにーちゃん!おかえり!
美羽
おにーちゃ!おかえりっ!

双子の妹と弟が笑顔で走ってくる。


これだけでも癒されるなぁ。
ただいまー

美羽(ミウ)と拓美(たくみ)は7歳。


10歳差だから、可愛くてしょうがない。


前にあなたと千紗にそれを言ったら、その2人が結婚したら絶対号泣だね。と笑われた。


まぁ、たしかにそうかもしれないけど。




とりあえず、ひと段落したかな。




先生、絶対あなたを幸せにしてやれよ。
拓美
おにーちゃん、げんきない?
大丈夫だよ。
あー、いや、2人とも俺を癒してくれ…
そう言い、三人で遊んだ。

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