第57話

陸とデート1
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2018/04/03 01:49
ピピピッピピピッ


私は、目覚ましを止めて、起き上がる。


……今日も曇りか。


今日は、陸とデートなのに。


私は、ドレッサーの上に置いてあるブラシを手に取り、サッと結う。


その時、ふと目に入ったのは……ホワイトデーに先生からもらった、ハートのネックレス。
(先生×生徒の番外編をご覧ください)


先生と別れてからは、一度も着けてない。


ギュッと胸が締め付けられる。
あなた

はぁ、


前までは、学校に行けば先生に会えて嬉しかったし、学校が楽しみだった。


でも、今はそんなに学校が楽しみじゃない。
あなた

先生…


そう呟くと、頭に浮かぶのは陸の顔。

あなた

……ごめん陸。
忘れられそうにないや…。

いや、でも、陸と約束したし、努力はしないと…。って、考えてる時点で陸に申し訳ない…



今日は、映画を見てお茶をする予定。



私は、花柄のワンピースをきて、駅へ向かった。
あなた

おまたせ〜

陸はもうすでにいて、柱に寄っかかって待っていた。
おう、んじゃ、行くか〜
あなた

行こ行こ〜!

ん、
陸に手を差し伸べられた。


手を繋ごうって意味だよね。


少し、キュンとした。
あなた

なに〜??

手繋ご。

少し赤くなりながら言う陸。


あ、やば、可愛すぎ。


私は、陸の手を握った。


やっぱり、男の人って手おっきいなぁ〜
手、ちっさ。
あなた

いや。陸が巨人なんだよ。

じゃあ、お前は小人な。
あなた

おぉ、小人。いいね!
なんか、巨人より、小人の方が全然良くない?
小人のほうが可愛いし!

…じゃあ、チビで。
あなた

………それ以上言ったら怒るよ。

はい。すいませんでしたー

そんな感じで、デートは続き、次の約束までした。


春休み中は、部活があるかもしれないからという事で、


春休み前の、午前授業の午後にデートすることにした。


なんだかんだ、陸と一緒だと楽しいし、たまにキュンとすることしてくれるし、


意外と早く好きになれそう。


そう思った1日だった。

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