第78話

買い物
3,233
2018/06/30 23:09
あなた

スポーツドリンクは、スーパーで買ったほうがいいですよね。
んー、風邪薬はこの前買ったから、体温計!
ん?体温計もこの前使ったな……


……買うものがない!?


莉世さんの時にほとんど必要なものは揃えたからなぁ…。


消耗品はもうないけど、他のものならある。
青木先生
どーしたの?
あなた

あっ、えっと…買うものがない…?

青木先生
えっ?
あなた

その、体温計ないって言ってたけど、莉世さんの時買ったし、
ほぼその時に必要なものは揃えたんです。

青木先生
あぁ、なるほど。
じゃあ、スーパー行く??
あなた

お願いします……

青木先生
そんなにシュンとしなくて大丈夫だよ。
ほら、行こう。

そう言って私達は再び車に戻った。


そしてスーパーへ向かう。
あなた

スポーツドリンクと、ゼリーと、プリンと…


次々と食べ物や必要なものをカゴに入れて行く。


カゴは、青木先生が持っていてくれている。


カートの方が良かったかな。
あなた

大丈夫ですか?重くないですか?

青木先生
うん、大丈夫だよ。
男だもん、このくらい持てるよー
あなた

そーですね!
ありがとうございます。


私達は、会計をするためにレジへ向かう。
あなた

あ、お財布忘れた。


今更すぎる……。


手ぶらで降りてきてしまった。


先生に後で請求しようと思ってたのに。
青木先生
大丈夫、持ってるよ。
あなた

おぉ、さすが!
後で先生に請求してくださいねー

青木先生
うん、利息付きにしようかな。
あなた

いいですねー
一時間1000円とかどーです??
あの人、お金有り余ってそうだし。

青木先生
ならずっと返してもらわないで、いっぱいになった時に返して欲しいなぁー

そんな冗談を言いながら会計を済ませて、車に戻った。
あなた

お待たせ。
先生、大丈夫?

先生
ん……早く寝たい。
あなた

うん、もう帰るよ。
マンションついたら、部屋まで頑張れる?

先生
多分…
青木先生
まぁ、無理なら俺が負ぶってやる!
先生
え、やだ…

そ、即答…
青木先生
なんだよー、親友頼れよー!
先生
……。

おぉ!?


否定しない!?


私と青木先生は、バックミラー越しに目を合わせて、うんうん!と頷いた。

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