第38話

ホームルーム
3,447
2018/03/28 05:18
ー月曜日ー


あれから、先生からLINEが来ていた。


でも…既読無視しちゃった。


なんか、色々書いてあった。


とにかく、話がしたい。ってことが書かれてた。


私も早く謝りたかった。


けど…なんか……


なぜか、会いたくないな。って思っちゃうの。


それから、朝学校に行くと、荷物が置いてあった。
千紗
おはよ、あなた。
大丈夫?ちゃんと話せる?
あなた

どうだろう…。
わかんないけど、自信はないかな。

千紗
そっか…。
まぁ、またなんかあったらおいでね!
あなた

ありがとう。

そう言って、まもなくホームルームが始まった。


きりーつ!気をつけーっ!れいっ!


おはよーございます。


みんなで気持ちよく挨拶をする。


そして、先生が今日の注意事項などを伝え、もう終わるだろうと思っていた時…
先生
あ、そうだ。藤咲さん。
あなた

は、はいっ!

私は急に呼ばれて驚いたのと、どうしていいか分からなくなって思わず立ち上がる。
先生
今日の放課後、お手伝いを頼んでもいいですか?
あなた

えっ、いやです。

え…?


何も考えず、すらっと出て来た言葉だった。


先生の表情が少し曇る。
先生
そうですよね、いつも頼んで申し訳なかったです。
他のクラスの子に頼んでみますね。
いつもありがとうございます。

私は、力が抜けたようにストンッと椅子に座った。


なんで…あんなこと言っちゃったんだろう。


どうして……


また私は、先生を傷つけた…。


ごめんね、先生…。

ーひとことー
仲直り〜は、まだだなぁ。

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