ー月曜日ー
あれから、先生からLINEが来ていた。
でも…既読無視しちゃった。
なんか、色々書いてあった。
とにかく、話がしたい。ってことが書かれてた。
私も早く謝りたかった。
けど…なんか……
なぜか、会いたくないな。って思っちゃうの。
それから、朝学校に行くと、荷物が置いてあった。
そう言って、まもなくホームルームが始まった。
きりーつ!気をつけーっ!れいっ!
おはよーございます。
みんなで気持ちよく挨拶をする。
そして、先生が今日の注意事項などを伝え、もう終わるだろうと思っていた時…
私は急に呼ばれて驚いたのと、どうしていいか分からなくなって思わず立ち上がる。
え…?
何も考えず、すらっと出て来た言葉だった。
先生の表情が少し曇る。
私は、力が抜けたようにストンッと椅子に座った。
なんで…あんなこと言っちゃったんだろう。
どうして……
また私は、先生を傷つけた…。
ごめんね、先生…。
ーひとことー
仲直り〜は、まだだなぁ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。