カラ松と俺は、りょ、両思い?
ファッ!?何か、嬉しいような・・・変な気持ちが身体中を駆け巡った。
「なぁ、カラ松」
カラ「?」
「俺お前のこと多分、多分好きだわ」
カラ「多分多くないか・・・?」
「俺もよくわかんねぇんだよ・・・でもカラ松のぼやきを聞いた時に、嬉しかった。だから・・・好きなんだと思う。」
カラ松はポカーンと俺を見ている。
カラ「ホントか?」
「うん、まぁ・・・」
カラ「俺、同性・・・しかも兄弟を好きになったことに嫌気がさして・・・、イライラしてた・・・。だから、自分の鏡を割って捨てた。こんなことになっている自分の姿なんて見たくなかったから・・・」
そう、あの日俺が感じた違和感は、いつもはあるはずのカラ松の鏡が無かった事だ・・・と今気づいた。そうか・・・そういうことか・・・
カラ「でも、今おそ松兄さんの返事聞いて本当に安心した・・・」
カラ松は一気に緩んだ顔になった。
あ、可愛い。
「そっかぁ、俺も安心したよ。カラ松がああなるのは珍しいから・・・さぁ、家に帰るか!」
カラ「ああ!」
そして二人で肩を組んで家に帰った。
☆ハッピーエンド☆
お粗末さまでした!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!