にしても遅い。
あなた『もう1時じゃん…』
飲み会だから遅くなるねって連絡きて、
少し待とうかなって思ってたら…
裕太「あなた〜、ただいまぁー」
帰ってきた。
あなた『おかえりー…って、お酒…』
裕太「んんー…」
だいぶ飲んできたのか、結構酔ってる。
あなた『水、飲んで』
私は台所から水を持ってきた。
裕太「…むーり、飲めへん」
あなた『もー…なんで…』
裕太「あなた、飲ませて」
あなた『どうやって…』
裕太「口移しに決まってるやん」
裕太がこんなこと言うなんて…
裕太「はよ、」
あなた『わ、わかったっ…』
口に水を含み、裕太の唇と合わせる。
すると…
あなた『んっ、はぁっ、ん…』
こんなの、いつもの裕太じゃない…
でも何故か、ドキドキしてる。
裕太「もっと、」
あなた『…っん、ぁ、ふぁ…んっ』
裕太「はぁっ、っぁ」
甘ったるい。
水も、裕太も。
裕太「もう、止まらん」
あなた『えっ、ちょっ…』
裕太の舌が絡んでくる。
お酒の味がする。
あなた『っぁ、ん、』
裕太「我慢、できへんくなる…」
あなた『…ひゃ、ぁっ』
裕太の手が下のに伝う。
あなた『ゃ、らめっ、て、…っ』
裕太「…挿れるでっ」
あなた『ぁんっ、ぁっ…』
裕太「くっ、っあ、」
あなた『も、っむ、りぃっ…』
裕太「ぃ、くっ…っぁあ」
今まで見たことがない裕太だった。
でも、色っぽくて…
あなた「ゆ、ぅた…」
裕太『ん、?』
だめ…
あなた「…シャワー、浴びて、きて」
裕太『あなたも、』
あなた「なんでよ…っ」
裕太『そっちから、誘ったんやからな…』
あなた「…っちが、そういういみじゃっ」
唇が重なったら、もう手遅れ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!