龍我side
今日はみんな何の日かわかる??
『俺の誕生日だよ!!!!』
岩「龍我うるさい笑」
肝心のあなたからはメールの1つもない。
『忘れてるのかなぁ…』
那「誰が?俺は忘れてないけど笑」
ここは那須に相談してみよ!
『あのね!…』
那「マジで!?」
『どうしたんだろー?』
那「俺がいるから彼女なんていらないんじゃない笑笑」
『そんなこと言わないで!』
もやもやした気持ちのまま家に帰宅
もう11時か…
『あなた会いたいなぁ』
なんて独り言いってると…
ピコンッ
まさかと思って窓を開けると、
『あなた!!』
玄関まで走ってドアを開けると…
あなた「きちゃった笑」
こんな遅くに?もう今日は会えないと思ってたのに…
とにかくパニックだよね笑
『こんな夜遅くにどうしたの?』
あなた「迷惑だった?」
『いや違うけど…』
『寒いし、上がって。』
あなた「ありがと 」
とりあえず俺の部屋にあげる。
何度も2人で過ごしたことあるのになんだか今日は緊張する…
あなた「お誕生日おめでと!遅くなってごめんね笑」
「これプレゼント」
『…』
あなた「遅くにごめんね。怒ってる?」
『おめでとうっていってもらえないかと思った。』
あなた「ごめんね…」
『俺のこと忘れてるのかなって』
あなた「うん…」
『仕事で忙しいのもわかるし、疲れてるのもわかるけど…
1番におめでとうっていってほしかった…』
あなた「そうだよね」
『だから12時ぴったりにお祝いしてくれたメンバーからのメールも嬉しいかったけどイマイチで学校で持ちきれないほどのプレゼントもらっても全然嬉しくなかった泣』
あなた「泣かないで…」
あっという間に時間は過ぎて俺の誕生日は終わってしまった。
あなた「龍我の誕生日終わっちゃったね…」
『おめでとうはあなたが最後だった…』
あなた「せっかく龍我と同じ15歳だったのに…」
『えっ…』
あなた「また龍我が年上になっちゃった…」
『そんなこと考えてたの?』
あなた「昨日も12時に送ろうとしたけど龍我が年上になっちゃうんだーって考えたらなんか寂しくて笑」
『なんで?』
あなた「同い年だったらもっと一緒に入れるのかなーとか笑思ったりして…」
そんなこと考えてたんだ…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!