龍我side
俺の彼女は1個下だから受験生なんだよねー
『ねぇーそろそろ休憩しよ』
「もーちょっとまってて…」
俺と違って頭もいいからきっと違う高校に行くんだろうなぁ
『あとどのくらい?』
「あと少し…」
そう言ってまた集中しちゃった
仕方なくスマホをいじり始めて30分
「りゅーがごめんね!終わったよ!」
『ほんと!やったー』
「なんでりゅーがが喜ぶの笑」
『せっかく会えたのにイチャイチャできないかと思ったー!』
「はいはい笑笑」
お互い仕事に学校に忙しくて毎日会えないし、今日なんか1カ月ぶりだよ!!
『まずはぎゅーしよ!』
「はーい笑」
『勉強おつかれ!』
「りゅーがもおつかれ!」
『1カ月も会えなくてあなた不足なんだけど…』
「ごめんね。今月はもっと会えるようにする!」
『ほんと!!』
「うん。私もりゅーが不足だし…』
『あなたちゃんがデレたー』
「デレてませーん」
こういうところが本当に可愛い!
デレてないって言いながら俺の事離さないし、
耳まで真っ赤にして照れてる笑笑
『大好きだよ』
「私もだし」
俺の彼女は本当に可愛い。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。