最近は大会も近くなって
部全体がすごく気まずい...というか、ピリピリしている。
中川も本気出しまくっとるやん。
怖なってきた...
最近はテレビ取材も来るようになって
少しずつ実感が湧いてきた。
あなた、一緒に春夏連覇しよな、?
4番の意地、見せたるで___
_______________
あれ、こんなとこに...
熊のキーホルダー...??
あなたのかな?
いやちがう、
これ....
あゆみのだ。
あゆみ、置き忘れてったな??
あゆみどこおるんやろ、
俺はあたりをキョロキョロ見回す。
グラウンドの隅っこで整備道具を片付けているあゆみがいた。
反応がない。聞こえないんかな
走りながら近づくと、
え・・・?
俺たち.......
キス、しちゃった......?????????????????////
あゆみが振り返った瞬間に、
付いちゃった...????///////
・
俺は手に持っていたものを見て慌てていった。
どうしよう....
恥ずかしすぎる.....
なんで....
なんで唇、
付いちゃったんだよ_____________
キレ気味の中川が来た。
これは怒らせたらやばい。
俺達の微妙な空気を悟ったのか、
中川、
あなたには言わないでくれ、
これだけは、本当に__________
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。