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ホームルームで決まった委員会場所に行くために、担任からもらったプリントを見て教室に向かう。
担任のゆるーい口調を聞き、テーブル席に座った。
出た……ザ・適当!!
何の委員会かも詳しく教えてくれないままに、自己紹介をするなんて……。
清宮 涼って……あの人気者の?
あの王子さまって言われてる?
2人は仲良いのかな…?
どうなんだろう?
……で、はい。
自己紹介終わりました。なのに、何も始まらない。
おーい、せんせー?
何じゃそりゃ……ってことは、指示が来ない限り何もないってこと?
はや、適当だな。おい……!
というか私以外みんな男子?
……え、もう無理なんだけど。
そんなこんなで、謎の委員会が始まった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!