どんぐらい歩いたかわからないけど、何人か人がいるところに来ることができた。
俺たちは、男女二人組に話しかけてみた。
その女性は、とても優しそうな人だった。
女性は一瞬だけ悲しい顔をしたように見えた。
すると、女性はちょっと離れたところにいた男性に話しかけに行った。
2人は俺たちのところへ来た。
みんなで一通り自己紹介をした。
うみかさんは、見た目はすごく美人で綺麗で優しそうな人だ。
くるきさんは、可愛い系(?)だけど頼りなさそうでもあるな……
くるきさんは、はるなからもらった飴を口に入れた。
うみかさんに頼まれた。
ここで食べなかったら、うみかさんは泡になってしまうかもしれない。
それはやだ。
俺はうみかさんの飴を摘んだ。
これを食べたら二度と叶わなくなるのか……
はるなへの恋はおしまいってことだな。
俺は、口の中に飴を入れた。
甘い。
すごい美味しいけど……
俺の目からは涙がこぼれた。
うみかさんが俺の頭をぽんぽんした。
そうして俺らの仲間が増えたのだった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。