シーン…
重い足取りで大好きなソファーにむかった
ソファーには規則正しい呼吸をしながら眠るロボロがいた
と、踵を返そうとした瞬間腕を引っ張られバランスを崩してしまった
ぼふっ
どういう状況かというと、後ろから抱き締めれる形でソファーに寝ている…
自身の体に普段よりも世話しなく心音が響いた…
顔に身体中の体温が集中してくる感覚がした
私は、ボソッと呟いた…はず…なのに
驚いて顔だけ後ろに向けると…
そこには頬を赤く染め、光を浴び輝いた熱い瞳でこちらを見つめる1人の男がいた…
その熱い瞳に心音は早まるばかり…
まるでこれから起こることへの始まりを知らせるように…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。