横になってお腹をさすってたらいつの間にか寝ていた
健人「…め!…姫!
起きて姫!」
「ん…んぅ…」
勝利「あなた〜もう収録10分前だって〜」
マリ「色々準備しないと!」
「ん…」
あれ…笑
痛いの治ってねぇ…
逆に頭痛が増えてる〜…
お腹はまだ我慢出来たけど頭痛は…死ぬぜこれ
聡「風磨君メイク終わったから次あなたちゃんだって〜!」
健人「行けそう?」
「ん…行く…」
寝起き+頭痛が酷くてよろよろと歩いてメイク室へ
ボフッ
「いて…」
風磨「おわ、ばーさん」
「あ、風磨君か…」
ぼーっとよろよろと歩いてたらメイク室から出てくる風磨君に思いっきりぶつかった
風磨「お前平気なの?」
「ん…大丈夫…」
風磨「いやどこが…
はぁ…着替えたら1回楽屋来い」
「ん…」
風磨君は、それだけ言って楽屋に戻った
私はメイクさんにメイクしてもらい、衣装に着替えて楽屋に行った
「準備終わった…」
ガチャと開けると風磨君以外はいなかった
風磨「おっせぇ
あと3分後なんだけどー」
「ごめん…」
風磨「謝ってほしいわけじゃねぇけど
ま、はいこれ」
「なにこれ」
風磨「今頭痛と腹痛やべぇんだろ?」
「えっ…なんで知ってんの…」
風磨「ぶつかった時気付いたの
それ飲んでさっさと来い」
「待ってくれないんだ」
風磨「…早くしろよ」
「はーい笑」
風磨君の優しさににやけてしまった
これ飲んで収録頑張ろ…!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。