第24話

過去編 あなたSide
1,120
2018/10/06 07:31
昨日勝利と二人で話してたら結構ないい時間になって私達はベッドに入り寝た

そして8時のアラームの音と共に起きた私

スマホを見ると昔からの友達(ゆかり、ゆいな)から連絡が来ていた

2人は私にとって大切な友達

どんなこと言われても2人はいつでも守ってくれた

そんな二人は私のデビューを聞いた時、私より喜んだんじゃないかって位喜んでくれて、すっごい嬉しかった記憶があるな

ゆいな:初めてのコンサートだね!
私達も行くからね!席はアリーナの1番前!
見つけてよー?笑

ゆりか:おはよー!
いよいよ今日だね!
差し入れ持っていくから!
頑張れー!

この短文でも嬉しくて、私は何がなんでもやってやるって気持ちがあったんだよね

勝利「んっ…
あれ、あなた…?」

「おはよ勝利
顔洗っておいで1時間後には出るよ」

勝利「うん…
ふぁー…」

寝起きの勝利さんはまだまだ眠いようです笑



「おはよー!」

健人「はよー」

風磨「おはよ」

マリ「おはようー!」

聡「おはよ〜!」

勝利「おはよ〜」

みんなそれぞれ車に乗りそのまま会場に

車の中ではソワソワしてるメンバーが沢山笑

みんな緊張してるんだろうね〜

会場につき、ササッと最終確認をして楽屋に行く

「緊張やばくね」

健人「まーじやばい」

勝利「でも緊張も味方にしないと」

風磨「いいこと言うじゃん」

勝利「えへへ…笑」

聡「みんな友達とか来るー?」

マリ「僕ママ!」

「ずっと仲良しな子2人!
アリーナの1番前だって〜」

健人「おー
じゃあ見つけたら俺らも挨拶しないとな笑」

「いや顔わからないでしょ笑」

勝利「確かにww」

そんな感じでみんなと話しているともう時間になったのかメイクしたり衣装に着替えたりしてあっという間に出番となった

「ふぅ〜…」

健人「大丈夫大丈夫」

風磨「俺らなら平気」

勝利「よしっ」

聡「いこう」

マリ「失敗しないように」


________

私たちの初めてのコンサートは何事もなく終わった

「…はぁ…」

勝利「す、すごいね…」

健人「一瞬すぎない!?」

マリ「早かった!
終わるの早いよー!」

聡「でも楽しかった!!!」

風磨「悔いはない?」

風磨以外「ない!」

風磨「ならいいんじゃない?
じゃ、全員着替えるぞー」

「だね」

あー…
おわった

コンサート自体はすごく楽しかった

けど、やっぱりあるよね。
批判うちわ

私にしか見えないようにうちわを見せるって…

どんな高技術だよ笑

「はぁ」

勝利「あんな悪口気にしたらダメ」

「あ、知ってたの?
ってか別に気にしてない」

勝利「バレバレ
本当にマイク越しで言いたくなったから」

「やめて笑
でもありがとね」

勝利「別に…」

勝利は素直にならないからな〜笑

でも、今は少し素直になったきたからいいかな?笑

マネ「あなた、友達が待ってるよ」

「あ、そうだ!
ちょっと行ってくる!」

私は急いで着替えて2人のいる所に行った

「お待たせ!」

ゆりな「きた!
お疲れ様〜!良かったよ!」

「ほんと!?ありがとー!」

ゆりか「で、これ!
皆さんで食べて!」

ゆりな「それと〜…
みんなからも手紙預かってきた!」

「え、手紙…?」

ゆりか「みんなあんなこと言ってたりしたけど実はあなたのこと応援してたみたい笑」

「そ、そうなんだ…笑
それは嬉しいな笑」

ゆりな「もちろん私たちからのも入ってるよ!
私が黄色のハートで、ゆりかがピンクの星のやつ!」

「二人とも…
本当にありがとう」

ゆりか「いえいえ!
ほら、もう戻って!」

ゆりな「今日はちゃんと身体休めるんだよ?」

「うんっ!」

ゆりか&ゆりな「じゃあまたねー!」

「ばいばい!」

この時の私はテンションが舞い上がっててルンルンで楽屋に戻ったんだっけ

帰ってきた時にみんならすごい目で見られたのを覚えてる笑

勝利「なんかいっぱい持ってるけど…
何?」

「あ、これ?
なんか手紙って言われた
あ、あとこれみんなで食べてーだって」

マリ「なになにー?
食べたーい!」

「いいよ笑
今あけるね」

貰った袋から食べ物を取り出すと和菓子が入ってたんだよね

「うまそ…」

健人「写真撮っていい?」

「どーぞ笑
その間私手紙見てるから」

それが間違いだった

私はもうひとつの袋を開けて手紙を一つ一つ開けていったんだよ

そしたらさ、

「えっ…」

勝利「どうした…え…」

私が開いた手紙には

今すぐやめろ。
セクゾにお前なんかいらない。

とかすごい悪口が書かれていた

私の頭は少しパニックになりかけてて、どんどんと手紙を開いては捨て開いては捨てを繰り返した

けど、開く手紙には全て悪口しか書いてなくて誰も何も私なんか応援していなかった

「はぁ…っ…」

勝利「あなた、落ち着いて、大丈夫」

隣の勝利は一生懸命落ち着かせてくれけど私は全く収まらない

そして、ゆりかとゆりなの手紙を見つけて開くと…

ゆりな
「いい加減きもい
あんたと一緒にいていい思いなんかしたことない。
ほんと、あんたがいなくなってよかったー笑」

ゆりか
「セクゾに要らないからあんたなんて
もっとみんなから嫌われらばいいんだよ
これみてる頃には誰かが和菓子食べてるね笑

あんたの大事なメンバー、お腹壊すよ」

「っ…!」

マリ「健人君もういいー?」

健人「おう!
よしじゃあ食べよ!」

「ダメっ!!!!」

私は咄嗟に2人の手にあったお菓子を叩いて落とした

マリ「痛い〜!
聡ちゃーん〜!!」

健人「おい!」

勝利「違うんだよ!健人君!」

風磨「何、あなたどうした」

聡「大丈夫大丈夫
痛くないよ」

「はぁ…っ…お菓子…っ…」

健人「…あなた?」

私は1年前の事がフラッシュバックしてもう完璧にパニックになった

「はぁ、はぁっ…ごめ、なさ…やだ…はぁ…」

勝利「あなた!?
あなた!!」

「や、だ…離して離して…、はぁっ…はぁ…」

風磨「ちょ、マネージャー!」

「ごめんなさいごめんなさい…」

みんなが私に集まって来るのも知らず、支えてくれる勝利の腕の中で意識を飛ばした

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