第20話

クプス×you
19,449
2019/03/19 15:19
黙って仕事に行こうとしてる。





声かけてねって言ったのに。
私はベッドに入ったまま、
目の前で準備をする彼を
薄目で見ていた。





我慢できなくなって
you
you
もう行くの?
you
you
起こしてって言ったじゃん
スンチョル
スンチョル
あー
起こすのもなんか、
あれかなってㅋ



忙しいから、帰りも遅いんだろうなぁ
you
you
早く起こしてくれても、
全然いいのに、
今日はなぜだか、、
ものすごい寂しさが込み上げる。
いつもの事なのに。
スンチョル
スンチョル
ごめんごめんㅋㅋ
スンチョル
スンチョル
でも、仕事行く前に会えたから
よかったでしょ?
you
you
いいけど、いいけど、、
you
you
もっと早くからがよかった
今日の私はおかしい。

すごい彼を欲している。
スンチョル
スンチョル
なに?
スンチョル
スンチョル
寂しいの?
you
you
寂しいのかな、、
スンチョル
スンチョル
いつもはそんなこと言わないのにㅋ


そう。
いつもそんなことは言わない。
スンチョル
スンチョル
あ、あと30分したら出るからね
いつもなら、全然「いってらっしゃい」
と言えるはず
you
you
、、、し、知らないッ、
スンチョル
スンチョル
え〜
なになに〜?ㅋ
少し面白がってるでしょ。
彼にはわからないだろう








彼の表情が少し変わった。
スンチョル
スンチョル
ほんとなに?
you
you
えっ?
スンチョル
スンチョル
今日も仕事だ〜頑張らないとって
思ってるのに
あなたが寂しいとか言ったら、
仕事行きたくなくなるじゃんㅋ
you
you
ご、、ごめんね
スンチョル
スンチョル
あーもう、、
スーツのジャケットを素早く脱いで、
ベッドの中に入ってきた
スンチョル
スンチョル
あと30分もあるから、
寂しくないように、いてあげるから
スンチョル
スンチョル
ね?
いいでしょ?
you
you
はーい
スンチョル
スンチョル
いいこいいこ
そう言いながら
うしろから抱きしめてくれる。
あたたかくて、優しくて、、






気持ちいい。
you
you
二度寝しちゃえばいいのに、、
スンチョル
スンチョル
そしたら、お金なくなっちゃうㅋ
you
you
それはダメだㅋㅋ
こんな些細な会話が大好き。





30分が経った。
スンチョル
スンチョル
もう行かないと


黙ってついていって階段を降りた。






玄関で座って靴を履く彼の背中にもたれていた
スンチョル
スンチョル
はーい
立つよㅋ



私も立ち上がった。
彼は私を抱き寄せて、
スンチョル
スンチョル
今日の夜は
寂しくないようにしてあげるから
スンチョル
スンチョル
それまで、
いいこで待っててね?
すぐ帰ってくるから
you
you
はーい
チュッ、、。


静かな玄関に、かわいい音が鳴った。
スンチョル
スンチョル
じゃあね、
行ってきます
you
you
頑張ってね
you
you
いってらっしゃい
玄関を閉めるまで、
笑顔でずっと
見てくれていた。







寂しいけど、嬉しい。
ちょっとよくわからない感じㅋ













さてと、今日の夜に期待して




家事でも頑張りますか。

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