今日は家にいても寝ちゃうから
図書館でお互いの仕事とかやらないといけない事をしようって決めた
今は図書館にいる
彼は背が高いし、かっこいいから
よくいろんな人に声をかけられる
仕事とかしようって言ってたのに
彼は猫の本を見に行った
言ってることと違うじゃん…
まあいっか、いつものことだ笑
どう見てもウォヌの格好は
図書館の人じゃないじゃん
エプロンもしてないのに、どうして声かけるの?
なんで答えるの
優しいから、しかたないか
泣きそう
あぁ、そうだ
私の彼氏はかっこいいんだ
そうやって自分をなぐさめていると
彼は自分の席に戻ってきた
ガシッ
強い手の力と
あたたかさを感じる
..グスンッ
あ、鼻をすすったのが間違いだった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。